さて今日の本題です。
パソコンのデータのバックアップはDropboxとかOneDriveなどのクラウド、外付けのハードディスク、LAN接続のハードディスクなどが一般的かと思います。
一番お手軽で比較的安価となると、USB接続の外付けのハードディスクが最有力候補です。イマドキの外付けのハードディスクだったら既にフォーマットもされていて、すぐに使うことが出来ます。
費用対効果をさらに追求していくと、バルクと呼ばれる裸のハードディスク単体+外付けのハードディスクケースに行き着きます。
本当はRAIDと言って複数のハードディスクに同じデータを書き込んでおき、あるハードディスクが壊れても他のハードディスクに同じデータがあるのでデータを消失せずに済む仕組みがあれば安心なんですけど、高価なのと設定が少々複雑なので手を出しにくいかもしれません。
データバックアップの容易さと使い勝手の良さを両立させつつ、比較的安価に済ませられるハードディスクケースを購入したので紹介したいと思います。
センチュリー New裸族のお立ち台DJ クローンプラスUSB3.0 CROS2U3CP
ネーミングこそ”おふざけモード”ですけど、実に合理的に作られています。最初にこの手の製品を見た時は、外付けのハードディスクケースにガチャポンでハードディスクが脱着できるなんて想像もしていませんでしたから感動しました。まさにコロンブスの卵でしたよ、コレ。
そういう意味ではパソコン本体のハードディスクも脱着しやすくなりました。パソコンを自作している人はお分かりでしょうが、ハードディスクをケースに固定して配線をつなぐ、あるいはその逆に取り外すことがだんだん面倒になってきます。
今はずいぶん簡単になりましたが、昔はネジ4本+配線2種類を脱着する必要があったのでそのたびにケースと格闘することになります。特に安物はマザーボードを留めるプレートがリベット留めだったので狭い隙間に手を突っ込んで大変でした。
話がそれました。
このハードディスクケースの最大の特徴は、1台のケースで2個のハードディスクを装着できること。しかも、2.5インチ/3.5インチのどちらでも使えます。SSDも利用できるのがうれしいです。
さらにこのケースは、ハードディスクデータのクローン(全く同じ構成にフルコピーする)が作成できるので、単純にハードディスクのバックアップとしても使うことも出来れば、大容量ハードディスクに換装するのに利用することもできます。
ただ・・・ 個人的にはハードディスクのクローン作業は、何らかのソフト、例えばTrueImageやEaseUS Todo Backup(家庭内利用は無料)などを使って行った方が安心できます。
ソースディスク(コピー元)とターゲットディスク(コピー先)はハードディスクの位置が決まっているから間違わないとしても、途中経過の確認とかいざというときのキャンセル(してもデータは戻ってこないだろうけど)等の操作ができた方がいいよね。まあ気休めかもしれません。
このケースの場合は、これらのボタンだけだから何か不安に感じるのです。ただ、逆に言えば間違えようがないのは利点になるでしょう。まあ見た目でグダグダ言わずに実際に試してから言えよ>オレ(・・;)。
あと、使い勝手の点でちょっと気になったのが2.5インチハードディスクを差す時のコネクターの位置がわかりにくいこと。下のようにガバっと開けてよく見ながらじゃないときちんと入らないのです。しかもきちんと刺さっていてもちょっとぐらつきます。まあ、ぐらついていても作動に支障はないんですけどね。
どうせハードディスクケースを買うんだったら、1台しか差せないケースよりは、このケースを買った方が色々と使えて便利かと思います。あ、開口部が上部にあるのでホコリが入るのが気になる人は、ちゃんとしたケースを買った方がいいですね。
ちなみにこのハードディスクケース、Amazonでも売られています。