気がつけば2月も後半戦となりました。今日はつい先日の厳しい寒さが嘘のように日中は暖かかったですね。これから三寒四温で春に向かっていくのでしょうか。
さて今日の本題です。
SONYと言えば数々の画期的な電化製品を出してワクワクさせてくれたメーカーであります。自分が若い頃はSONYはステータスシンボルでありました。良いのはわかっているかけど高くて買えなかったですね。
月日は流れ、パソコンを使うようになった1990年代においてもパソコンを始めとする様々な分野でSONYはやはりワンランク上の存在でありました。ただ、当時の自分はパソコンを教えてくださったお師匠様が東芝製品を愛用している人だったので、東芝のDynaB ook SX001を購入。
その後は自作パソコンの世界に行ってしまったこともあり、メーカー製パソコンには興味がなくなってしまいました。
部品を安価に入手出来、高性能なパソコンを組み上げられる自作の世界を知ってしまうとメーカー製パソコンは独自ソフトの多さやバージョンアップ時の切り捨てが気になってなかなか購入しようという気になりませんでした。
またまた月日が流れ、サポート業務で顧客訪問が必要になったタイミングで購入したのはLenovo T61(SXGA+ 個人輸入)。購入の決め手は各種ドライバーの豊富さとマニュアル公開、そして部品入手の容易さでした。秋葉原のジャンクショップに行けば中古パーツがけっこう売っていてすごくありがたいです。
パソコンはOSがバージョンアップしても、そのOSに対応したドライバーが提供されれば使い続けることが出来ます。例えばWindowsXPを購入した人でも、Windows7/8はもとより、これから出る10でも使っているハードウェアに対応したドライバーが提供されるでことでしょう。
1台のパソコンを世代を超えて末永く使うことが出来るメーカーは残念ながら国産では恐らく無いと言っても過言ではないでしょう。
日本人の一人として国産メーカーを応援したい気持ちはやまやまですが、残念ながら戦えるパソコンを作っている国産メーカーが見当たらないのです。
今回発表されたVAIO Zは、そんな国産メーカーに対する自分の意識をぶち壊してくれたらいいのにな、と思います。
と、ちょうどVAIOのものづくりに関するインタビュー記事がネットにありましたので紹介したいと思います。
大河原克行のWindows 8 PC探訪記 - VAIO編 「VAIO Zこそが、VAIO株式会社そのもの」新VAIO Z担当者に聞く
http://news.mynavi.jp/articles/2015/02/16/vaioz/
SONYから切り離され、小さくなって小回りの利く会社になったVAIO株式会社は今までのSONY製品にあった独自路線への固執と、使っている人を見たことがないプレインストールソフトを排除して、台湾やアメリカのメーカーと互角に戦えるだけのシンプルさと速さをもって市場に切り込んで行って欲しいです。
特にZモデルはハイパフォーマンスモデルにふさわしい圧倒的な力を持っていると思いますから、派手に戦っていただいたいものです。
また、最大のライバルにあるであろうMacとの戦いに於いて、前述したLenovoのようなドライバーの提供&マニュアルの公開などにも挑戦していただきたいですね。
これって一番儲からない部分かと思います。それでも、ビジネスツールとしてのパソコンは長く安心して使えることが支持される大きな理由の一つですから思い切った取り組みを行っていただきたいものです。
この辺りは展示してある場所に説明員がいたら詳しく聞いてみたいと思います。
http://store.sony.jp/Special/Computer/Vaio-biz/Z/index.html