さて今日の本題です。
昨日に続き、マイクロソフトOffice iOS用アプリについて書いてみようと思います。今日は主にアプリの変換と連携についてです。
ちなみに昨日の記事はこちら
iPadやiPhoneでMicrosoftOfficeが使える!Office Mobie @前編
http://ameblo.jp/isaolink/entry-11949563466.html
iOS端末用にはMicrosoftOfficeのファイルを読み書きできるアプリiWork(Pages、Numbers、Keynote)が用意されています。
今回利用できるようになったOfficeMobileの各アプリ Word、Excel、PowerPoint をインストールすることにより、MacOS/iOS/Windowsの違い、さらにMicrosoftOffice/iWorkの違いを問わず、自分が使いやすいと思えるOS/アプリが使えるようになりました。
ではどれ位柔軟になったのかを紹介します。
例えばiPad+Keynote、及びiPad+PowerPointを例に挙げて違う形式でのファイルのやりとりをイメージしてみると・・・
◆iPad+Keynoteの場合
開いたアプリと同じファイル形式だったら当然ですが問題なく作業できます。
・Keynoteのファイル→ Keynoteで編集 = そのまま読み込んで編集できます
・PowerPointのファイル → Keynoteで編集 = そのまま読み込んで編集できます
・Keynoteのファイル → PowerPointに変換 = 標準で用意されています。pdf形式でも保存できます
・Keynoteのファイル → Keynote形式のままWindowsで編集 = Windows7/8であればiCloud.comを利用する
https://www.icloud.com
Keynoteアイコンをダブルクリックして編集したいファイルを選びます。
Beta版となっていますがちゃんと使えます。英語表記ではなく日本語表記になってくれたらいいんですけどね~
◇iPad+PowerPointの場合
・PowerPointのファイル→ PowerPointで編集 = そのまま読み込んで編集できます
・Keynoteのファイル → PowerPointで編集 = そのままでは読み込めません。
・PowerPointのファイル → Keynoteに変換 = Keynoteで読みこませ、Keynoteで変換します。
・PowerPointがパソコンに入っていない場合の編集方法
その1.iCloud.comのKeynoteアプリで編集
上記に書いてあるiCloud.comで編集できます。
その2.OfficeWebアプリで編集
OfficeOneDrive
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
参考までに、OfficeMobileでCloudサービスを利用するには設定が必要です。+をクリック、その他をクリックして使いたいサービスをオンにしておきます。
OfficeMobileアプリで開きたいときは、それぞのCloudアプリから共有マーク「□に上矢印」をクリックして使いたいOfficeMobileアプリで開きます。
このようなiOS用OfficeMobileアプリが出た(Android用は来年予定)ことによる最大のメリットは、当たり前ですがWord/Excel/PowerPointのファイルがそのまま閲覧/編集できることにあります。出先での簡単な見積作成や書類チェックには十分な機能が用意されているようです。
※まだ細かいところまで触ってないので確実なことは言えないけど、恐らくマクロは使えないと思うので、PC版と違って本格的な作業には向かない可能性が非常に高いです。
それでも今までは、Officeを使うためにパソコンがどうしても必要だからとパソコンを使っていた人がiPadのOfficeで十分じゃん、となってパソコンを買い換えなくなってくるのは間違いありません。
今後、iPad用の「年賀状アプリ」と「会計アプリ」が普及してきたらパソコン(ハード/ソフト)及び周辺機器を発売している企業は非常に厳しい時代を迎えそうな気がします。
それにしてもこうやって色々なアプリやサービスが連携してくると「ソフト(アプリ)を持っていないから出来ません」という言い訳が出来なくなってきているのは間違いありません。恐ろしい時代です。
Microsoftとしても簡単にはGoサインは出せなかったんじゃないかな。この無料公開という賭け?がどうなるのか今後の展開に目が離せません。
何もかもがパソコンメインだった時代から、今や何でもありの時代になりました。自分はどうしてもパソコンから始まっているのでパソコンに執着してしまう傾向があるんですけど、先日のjimdoイベントや今回のような流れを見ていると頭を切り替える必要があることを痛感します。
柔軟に、そしてしなやかに時代の風を受け止めていかなくちゃいけないな。