さて今日の本題です。
Macを使うようになってiWork: ワープロソフト(Pages)、プレゼンテーションソフトウェア(Keynote)、表計算ソフト(Numbers) を触るようなり、最初のうちこそ使いにくさを感じていましたが、今やプレゼン資料作りはKeynoteで、送付用の書類や封筒の印刷はPagesを使うのが当たり前になってきました。
iWork共通の直感的な操作やフォントの美しさ、さらにiOS端末とのスムーズな連携を知るとMicrosoft Officeは出来ることなら使いたくないと思ってしまうのです。ただ、残念ながら圧倒的なシェアを誇るWindowsパソコン+Microsoft Officeが標準の世の中では、どちらかと言うと自己で完結するファイルしか作ることが出来ないのが実情です。
そんなiWorkでありますが、今回のMacのバージョンアップ(OS X 10.10 Yosemite)+あiOSのバージョンアップ(iOS8)で使えるようになったiCloud Drive(Dropboxと同等の機能があるオンラインストレージ)を利用すれば、Webアプリ、しかもBettaバージョン(英語版)とうい制約はあるもののWindowsパソコンでも使うことが出来ます。
iCloudそのものは以前からあって、Windowsパソコンでも使えるようになっていたものの使い勝手はいまいちでした。今回のiCloud Driveになってからは、まだまだもたつき感はありますが ”使える” という印象が強まりました。
そんな iCloud Drive を簡単に紹介したいと思います。
◆Mac OSX Yosemite (OSX10.10)でのiCloud Drive
システム環境設定を開くとiCloudのアイコンがあるのでクリック
一番上にあるiCloud Drive にチェックを入れると使えるようになります。
Optionをクリックすると共有出来るアプリが表示されます。
ファインダーから直接フォルダやファイルを操作する感覚はDropboxと一緒ですね。
インターネット上でiCloud Driveにログインするするには、icloud.comからログインする必要があります。
https://www.icloud.com/
AppleIDとパスワードを入力してログインします
icloudのアイコンをクリックするとこんな感じです。それぞれのフォルダをクリックして中に入っているファイルを閲覧したり編集したりすることが出来ます。
Beta版ながらもiWorkの各ソフトも利用できます。iWorkの入っていないMacでもiWorkのソフトが使えるのがミソです。これはPagesを開いたところ。
ファイルを選択すると英語版が気になるものの、いつもと同じ感覚でPagesが使えます。
◆iOS8(iPhone6)でのiCloud Drive
設定画面からicloud Drive をオンにします
標準アプリではicloudの中を見ることが出来ないので。見るためのアプリをインストールする必要があります。
今回はDocument5を利用しました
https://itunes.apple.com/jp/app/documents-5-gao-su-pdf-rida/id364901807?mt=8
こんな感じで表示されます。各フォルダ内にあるファイルを閲覧・編集(インストールされているアプリによる)することができます
◆WindowsパソコンでのiCloud Drive
https://www.icloud.com/
画面はWindows7です。ログイン後の操作はMacと一緒ですね。
iWorkを使って編集もできますが、ひとまずiWorkで開いてMicrosoftOfficeのファイル形式にして保存すればパソコンにインストールされているWindows版のOfficeで編集することが出来ます。
残念ながらOfficeからiWorkに変換することが出来ないので、iWork→Officeの一方通行ということを頭に入れておく必要があります。
よりシームレスな連携が可能になったiCloud Drive、今後の熟成が楽しみです。