さて今日の本題です。
いつものようにネットサーフィン(死語)していたら、ちょっとひっかかるタイトルが・・・
スマホ利用の格差世代は50代から ほとんど電話とメールしか使わない
http://economic.jp/?p=37254
リアル50代としては「おいおい、幾らなんでもひとまとめにし過ぎだろう」と言いたくもなります。
そもそもここに出ている「ゲーム」、「音楽」、「買い物」、「SNS」はスマホでもできるけど、逆に言えばスマホじゃなくてもできるものばかりじゃないのかな?
これらを自分に当てはめてみると、
ゲーム:
古くはファミコンから始まって色々なゲームで遊んだし、携帯の時まではよく遊んだけどもう飽きてしまいました。今はゲームに使う時間を他の何かに費やしたい。
音楽:
音楽データで容量を圧迫されたくない。どうせ聴くなら家にある音響装置で聴きたい。
買い物:
パソコンの大画面を活かしていくつも画面を開いた状態で比較検討してから買いたい。スマホに決済関係の情報を入れたくない。
SNS:
これは出先でも見たい/使いたい(笑)。SNSこそスマホで利用すべきですね。ただ、長文を書いたり考えたりするのは圧倒的にパソコンの方が有利。写真を細かく編集するのもパソコンの方が有利なので、スマホでアップする写真は基本的に編集しなくても良いものになります。
こうやって書いていくうちに、何となくですが一つの推測が・・・
もしかしたら若い世代の人は、スマホだけで全てが完結しているのかも? というのも、自分が若い頃に部屋にあった様々なもの、例えば
・ラジカセ(コンポ)
・カセットのウォークマン
・テレビ
・固定電話
・ファミコンなどのゲーム機
・文庫本や趣味の本
・辞書
・カメラ
・パソコン
などは今や全てスマホ1台あれば事足ります。だから自然とスマホでありとあらゆることを行うようから色々なことに使っている。
その点、自分のような年代だとそれぞれの道具を役割分担して使うことが当たり前だったので、スマホには携帯の延長線上の使い方しか求めない、と。調査にあたってはスマホ以外の様々な道具の持ち物検査をしてみるともっと面白い結果が得られたかもしれませんね。
あともう一つ、50代以上の人は必要最小限の使い方しかしない理由は、スマホの画面の小ささもあるでしょう。
さらにいうと、Androidスマホの操作がわかりにくいからなのかもしれません。Androidスマホをお使いの方のデスクトップ画面はたいていアイコンがあちこちに飛んでいます。使用者本人も何とかしたいもののどうして良いかわからず、操作のわかりにくさと相まって最低限の事のみしか使わなくなってしまうように感じます。
その点iPhoneは比較的操作に戸惑っている方が少ないように思います。まわりに使っている人が多いので困ったときには誰かに操作を教えてもらう事が可能だからもしれません。
とはいえ、50代以上の方は基本的にスマホやパソコンに拒否反応を示されるのが多いのも事実。
若い人に聞くに聞けないで困っている方も多くて、同年代あるいはそれに近い年代の自分は安心されるのかどうかわかりませんが、「わからな過ぎて、何を聞いてよいかがわからない」レベルの質問をよく受けたりもします。
本当はわからないんじゃなくて操作方法を知らないだけなんですけどね。コロンブスの卵と同じで、知ってしまえば なーんだ! ということもよくありますし。
スマホは電話以上に人と人とをつなぐ事が出来る便利なツールなのだから、世代を問わず自分にあった使い方を習得して、楽しく便利に暮らすための頼もしい相棒として役立てて欲しいですし、その過程のどこかで自分が少しでもお役に立てたら、こんなに嬉しいことはありません。