なんでこんなタイトルになったかというと、この記事を読んだからです。
新生活に向けてMacを買うべきいくつかの理由
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1403/24/news128.html
確かに買うべき理由はある、ただね・・・
かってバリバリのWindows派(正確にはMS-DOS→Windows派)だった自分が今やiPhoneやiPad、そしてMacBookProRetinaを持ち歩くようになり、人にもアップル製品を勧めているシーンは自分自身でもおかしく思える位です。
このようにアップル製品を使うようになったきっかけは個人事業主として独立したことと無縁ではありません。
お客様の目的達成する手段は何が一番有効かを考え、自分自身の自己満足のための道具へのこだわりを優先するのではなくて目的と手段を冷静に考えて、自分自身に対する様々なこだわりを捨てたこと。
その結果としてだれでも簡単に使え、最短の労力と手段で情報発信という目的に辿り着けるアップル社の各製品をお勧めする決断をしました。
その決断は今のところ正しいと思っていますし、実際お客様の反応も良いです。実際、今ではスマートフォン及びタブレットは全面的にアップル製品をお勧めしています。
ただ、PC(パーソナルコンピュータ)について言えば、Macを全面的にお勧める事を躊躇している自分がいるのは事実です。例えば、
・Microsoft Officeを本気で使わなくてはいけない方
に対してはMacをお勧めすることを躊躇してしまいます。
自分自身はMac版Office2011+Windows版Office2010+Windows版Office2013の環境下にあって、通常はMac版Office2011を使っています。
Mac版Officeしか知らなければあまり気にならないかもしれないけど、複数の環境下でMac版Officeを使っているとWindows版Office2010/2013との互換性(主にレイアウトのズレ)に問題があることに加え、Mac版Officeの何とも言いがたい頼りなさが一抹の不安を感じさせる原因となっています。
これは感覚的なものかもしれないけど特に大きいExcelファイル(数千~数万行)を開いているその不安定さ(落ちたりする+MacとWindowsでキーボード操作が違うのでその戸惑いもあるかもしれません)を感じるので、ここ一番の時にはWindows版Officeに頼っています。
Parallelsを使っている自分のように、いざという時はWindowsとMacの両方を使える人間はWindows/Macそれぞれのイイトコ取りが出来てBestなんですけど、さすがにMac関連で一通り投資した上に、Parallels+Windows+WindowsOfficeを追加投資を提案することには少々腰が引けてしまいます。
パソコン操作が得意じゃない人にとってWindows/Macが混在している環境は混乱の元になりそうだし・・・
Macは本当に良いPCなんですけど、上に書いたような理由があるだけに誰にでもお勧めできないのが非常に残念です。
あと、普通の職場はWindowsパソコン+Windows版Officeだらけだろうから、それも地道にキツイよね。
その「Macにしたいけど無理」の壁を突き崩す最善最強の道はMicrosoftOfficeのクラウド化。雲の上に本体プログラムがあって、OSに依存しない環境下で使えるようになったらもうMacと言う選択を躊躇する理由が無くなります。少なくとも自分はね。
Windowsパソコンの最後の砦と個人的に思っているMicrosoftOffice。数年後にはその砦は突き崩されている・・・カモ。