私は基本的に書きなぐる分だけ書くというタイプだが話すと何が何だかである。
これ本当に同一人物なのでしょうか、と思われるだろう。何も言わないから。
裏で何を書いているかはこの通りです。最早場面緘黙だと思われてもいい。
何も喋らない方が本当に気楽だから。書くことは誰かに伝えるためではあるけれども目の前の、近いポジションの人に伝える必要がないから、
書きたいことは書くし隠したりもしない。何も意志発表の場がなくなれば死んだのと同じである。
しかしそれをトークでやろうとは思わない。台本からずれて意図しないことを言う羽目になりかねないからである。
特に酒の席などは想定外の事を考えたらもう何も言わない方がマシだろうと思う。
場の空気が読めないのは文面から察して頂きたい。読めないから表に出る度胸もない。
隠れたところで完全に隠さないでたまに誰かの目に触れればまあまあオーケーの心意気でやる。
プロレスのブックのごとく厳密な試合運びというのは文面でしかできない。
臨機応変という言葉から精神が一番遠い位置にあるから、余計な事を聞けば本当に余計なことしか言わない。
言いたいことは文面でちゃんと言い切るから口は開かせないでほしい。
それで痛い目に遭って自他ともにダメージを被って生きていたのが私の人生である。
そして余計なことを喋らせたら今度は止まらない。切り上げ方も知らない奴に話をさせるな、となったら一言も言わないことを要求するだろう。
時間がある限りしゃべり続けるだけであるから。
言いたいことは言う、ということを実践した結果何も言わない方が現実社会を乗り越えられると判断した結果、
文面でだけ意志を伝えるようにしなければ敵を作るばかりだと判断した結果、
お喋りだけれども何も喋らない、という根本的に矛盾だらけの存在ができあがるのである。
誠に遺憾である。