おおよそ夏になれば所謂猛暑日になっている地域には近寄りたくない。多分何かのきっかけで倒れる。
暑がりとはそういうものである。
寒冷地に住んでも最近は時々最高気温が沖縄を抜かしてしまうようなこともあるし、
別に冬に雪が多いから夏は涼しい、なんて保障も何もないから困る。
数十年前ならエアコンという概念が店の中しかなかったから意識しなかった、というのもある。
でも過去と比べても暑さの質が変わってきているような気がしてならない。
年を取ると暑さが段々感じられなくなる、というじゃないですか。全くそんなことは思ったことも感じたこともない。
万遍なく、くそ暑いとしか言えない。もしこのまま加齢で本当に暑さが段々感じられなくなるとしても、その前に熱中症で死んでる。
その程度には暑がりである。実感から暑いと言っているのに、気持ちでなんとかしろ、と言う人が一番信用ならない。
主観的に暑いし、エアコンを抜きにすると室内に居るのが耐えられなくなるし、汗は滲み出るし、
暑いのでエアコンがなければ睡眠時間が一日二時間三時間(朝四時から七時くらい)は夏なら日常茶飯事である。
当然体調に響く。もうエアコンがなければとてもまっとうに暮らしていられない。キャンプとかすればきっと死ぬ。
エアコンがない頃は特に買う物もないのにスーパーやコンビニに避難することも本当によくやった。何ならコンビニで寝たい気分になっていた。
エアコンが設置できなくて体調不良になるならまだいい方で、病院送りになったり、最悪死にかねないものを、
暑さを感じない、暑さに強い個人の意向で否定されたらたまらない。私は寒さには強い方ですが、人にストーブを使うな、なんて言いません。
だから他の人に暑さを訴えて却下されたらなんと面の皮の厚い奴だ、などと、うなされながら思うことだろう。
問題は何も解決しないどころか更に悪化する。全てを救う福音がエアコンを設置することであり、空調服その他冷却のための設備を整えることである。
何もないのに野外で作業するとか、猛暑日になれば蝉すら暑くて鳴けない環境で、人を外に立たせるなんて自殺行為以外の何物であろうか。
今の世にエアコンがないなんて人権がないし、生存権すら脅かされている。生きるとはそんなに険しくなければいけないのだろうか。
誠に遺憾である。