ダンスとかリズム感とテクニックが求められるものはいくら音楽の素養があっても難しいものです。
歌ったり楽器を演奏したりは出来るが踊ることは出来ない。
だから今の体育でダンスが必須になったと聞いたときにはその頃学生でなくてよかったと安堵するばかりである。
フォークダンスとか色々な意味でメンタルに突き刺さるじゃん(理由についてはお察し下さい)
とにかくダンスとか踊ることに対していい思い出はほぼない、と言い切ってもいいくらいなので、ダンスとかやるなら卓球やるわ。
というか実家に帰ってから卓球するような人間関係が消滅したので、何とかしたいが発達障害者の手前一般のサークルには混じりづらい。
主に人間関係が重荷、という意味で。誰の保護もなく普通の人付き合いが出来ない人にいきなりスポーツで人付き合いをしてください、とか、
スポーツをやることよりも人間関係を構築することの方が遥かに難しく予後もそんなに良くないので、
出来れば障害者という屋根の下でスポーツをやりたいと思うが、そもそも人がいないのでどうにもならない。田舎はそういう意味で過酷である。
そもそも集団の和を乱しかねない人間がチームワークが必要なスポーツをできますか、
たとえフィジカルが抜群だとしても、常にチームワークを乱したりスタンドプレーに走ればいい顔はされないだろう。
チームとしてのルーティンには高確率で交われないので勝手にどこかを走らせるか個人競技に徹するしかない。
卓球でもダブルスは避けて徹底してシングルスしかやらないような、そんな感じである。
そういう自己認識にある人間がチームワークとか集団の中で細かな動作が要求されるダンス、マスゲームみたいなものをできるとお思いですか。
一人で踊ったとしても何を表現するのかとか、自分の世界に入ってそのまま帰ってこれない独創性を極めたダンスらしい何かを演じるだろう。
ましてやよさこいソーランや阿波踊りでよくある集団のダンス、何かの大きな祭りとかであるような、全員が乱れないでずっと動き続ける、とか、
何のためにそんなことをするのかと首を傾げるばかりになって動く理由が見出せなくなるので、
集団で踊る前に集団で踊る目的や意義というものを問い糾さねばならないだろう。
集団のダンス自体に何の意味があるんですか、ダンスが表現活動になるとか、なんかそういうデータがあるんですか、などと言いたくなる。
集団が密になればなるほど何というべきか、威圧的な、或いは権威主義、全体主義的な没個性的な感じがするので私は受け容れられない。
最近学校の部活でヒップホップダンスが認められなくなり、ダンス部がバラバラになったとかニュースで目にしたが、
ヒップホップとか政治的な意味を問い糾せば歌詞的にとても人前で流せるような代物ではない。
ヒップホップの洋楽の歌詞カードの邦訳でも眺めれば、薬物だの俗に言う成人向けの下品な話だの、銃を持ち出してお前を撃ってやるだの、
そもそも不謹慎すぎて訳せない自主規制がかけられたりだの、お前は馬鹿だとディスってラッパーがラップで互いに言い争いをする(ビーフ)だの、
実際ノトーリアスB.I.G.とか2Pacとかの生涯を軽くWikipediaだけで調べても本当にろくなもんじゃない、と思われて仕方がないだろう。
どうせやるなら日本語ラップの歌詞的に穏当なのを選んで踊っていただきたい。
それとも何ですか、この間の旭川の事件のような凄惨なのを、殺伐としたのをお求めですか。
自分もバンドマン的にはパンクロッカーなのであまり大きなことは言えないが、ヒップホップは過激さや密度が違う。
可能な限りの言葉を並べ立てて、あいつはクズだとか薬物が効くとか犯罪自慢とか、韻を踏みながら長々と歌詞に並べられた日には、
英語を理解できる人ならばいい顔はしないだろう。未成年がそんな音楽の背景やルーツを知らずに踊ることなんて、実に倫理的ではなく不道徳だと。
かと言ってレゲエとかも似たようなものだし、そもそも音源のパッケージに大麻、マリファナの葉をデカデカと描く時点でお察し下さい。
誰かニルヴァーナとかで踊ったりしないかな(意味不明)もうアース・ウィンド＆ファイアーとかボニーMとかかけて踊っていればいいのよ(年代が古い)
あとGenghis Khanとかかけたりすればいいじゃないですか(やっぱり時代が古い)
ダンスの良さがよく分からない人間はこういう支離滅裂なことを思ってダンスを忌み嫌うのです。誠に遺憾である。