昼間の、昼食後と夕方の眠気は相変わらずひどいものだが相変わらず夜は眠れない。
雑に布団に入ってぼうっとしていれば一時間くらいは眠れるし、仕事をしていれば遠慮なく眠気は襲ってくる。
それに対して夜というのは布団に入ろうと眠れない時はこれでもかというほど入眠が難しい。
昼寝はこれから眠ろうという意志、という導入部分が明らかに見えて眠れるが、
夜にはその導入部分が見えない。そもそも眠気が襲ってこない時もあって、かといって寝なければ翌日はひどい事になる。
寝るべきところを眠っていないのだから当然と言えば当然である。電気を消してすぐに夢を見て朝になる人が羨ましくてたまらない。
従って睡眠導入剤でも使って強制的に眠らなければならない。かといって人工的な眠気(?)というのは自分にはどうも普通の眠気とは異なるらしく、
やっぱり簡単には眠れない。昼寝よりも入眠に時間がかかるのは別に睡眠導入剤を飲んでいようと何ら変わりはない。
多少眠り易くなったか、くらいの認識である。
ただ今までの経験上、今より睡眠導入剤を強くすると服薬後の行動に障害が現れる時があるため、
いくら眠れなくても薬を強くするわけにはいかないのである。
流石に服用後に躁に似た状態になって家から飛び出すとか尋常ではないだろう。
睡眠導入剤を飲んで行方不明になるわけにはいかないので、何か効きが悪いな、と愚痴りながら今の薬を服用するしかない。
何も盗んでいないが道路を走り出す、行く先も分からぬまま、暗い夜の帳の中で、というわけにはいかないのである。
誠に遺憾である。