洋楽のロックとかメタルなんて聴いていたらPVでタトゥーを入れてないバンドメンバーなんて絶滅危惧種のようなものである。
また格闘技とかでも欧米の総合格闘技とかだと個人の主張のついでにタトゥーが身体のほぼ全体を覆っていたりして、
それ生きるの辛くないですか、などと見ていて毎回思うわけである。
ギタリストで言えば自分は故アレキシライホのファンで、エドワードですがモデルギターを担いで演奏しますし、
リンキン・パークとか邦楽だとマキシマムザホルモンとか好みですが、
タトゥーは入れません。そこはプライドというか、踏み越えてはいけない一線というか、それやったら人間としてどうか、と首を捻り、
見えないところにあるのを隠して、ならそういう配慮のできる人だと思うのであるが、
これ見よがしに見せびらかすようなタイプの人と何かのきっかけで鉢合わせた時、
今後のおつきあいにつきましては慎重に考えさせていただく、と言いながらbanするくらいの勢いで片付けたい。
ところで、最近は私が住んでいるような辺鄙な田舎街でも、なんか知らんけどごく稀にタトゥーが入った誰か(大体結構若め)が、
まるで何もないかのように買い物に来たりして、タトゥーが入っているのを隠そうともしない。
確かにタトゥーはファッションかもしれませんが、時と場所を選んでやって頂かないと、恐怖と不安を周囲にばら撒くだけだろう。
首にタトゥーがある人なんてチョーカーでも巻かないと隠せもしないので、どうしてこうなったと心の中で首を傾げながらすれ違う。
格好良さとは一体何なのでしょう。
何でもイキったり威圧感を与えたり、社会の一員と見なしたくないような見た目である場合、
それをファッションとかコーディネートとかの範囲に収めてもよいものなのだろうか。
遠山の金さんでもあるまいし、ああこいつ近寄らんとこ、と思われても仕方のない事をして、何か人が離れていく、とか言ったならば、
単なる身の程知らず以外に言える言葉がない。己は己に断罪されるべきである。
私は障害者だからもっと気を遣う、というか別に障害がなかろうと目立たないように、と考えて、
外見で何か威圧感を与えるような派手な色使いや柄の悪い服とか、
何かテカテカなアクセサリーとか、髪の染色とか、外見で何とかしようなどとは思わない。
それを敢えて実行するならば、自分ならばもう精神的に一線を越えたか、今後のっぴきならない事件が控えているか、
というような精神的な危機を迎えているぐらいに大それたことでもやりかねない程度に追い詰められている状況だろう。
特にタトゥーなんてのは不可逆的なものを身体に埋めていくので、それを剥がすならば文字通り皮膚を削り落として行かなければならない。
それをするということはそこまで追い詰められているということである。主に精神的に。
そんな怖いことは私にはできない。まず危機を避けるようには動くし、変な事をするなら引きこもっていた方が1億倍は平和だろう。
誠に遺憾である。