何事もきちんと取り組むためには、きちんと取り組むことの出来る環境作りが肝要である。
とりあえず自分は静かな場所でなければ落ち着いて物事を考えられない。
何か自分の好みではないやかましい音楽(ロックとメタル除く)とか、環境にそぐわない音とか(自然豊かな場所で人工音を鳴らされるとか)
あとは人が集まった時の雑踏、何かを話す声、歓声その他諸々の人間の鳴らす音、
といったものは私の環境的には平穏を乱すものとみなされる。つまり少なくとも集中する時には要らなくなる音である。
何かをする、たとえ簡単な作業であっても集中できなければ結果に出てくるので、
できれば何処でも何をする時でも極力静かな環境であったほうがありがたい。
それが出来なければ、自分の意図した音を鳴らして周囲を塞ぐ以外に集中力を保つことは難しい。
感覚過敏で物事に取り組めない、とは発達障害ではかなりの頻度で取り上げられるが、
別に自分も例外ではない。何か過大な刺激があれば気が散るし物事に集中できなくなる。
だから、何があってもいいように、音楽を持参して集中力と精神を防衛する事が求められる。
聞きたくもない下世話な話とか雑談とか世間話とかプライベートに立ち入る話とか、
そんなもの聞いて何になるんですか、という話さえ聞けば心が乱れる。そんなに簡単に乱れる。
乱れるから防御は必要なのに、音は大抵垂れ流しだし仕事で耳を防御することもそんなに認められない。
感覚を制御出来ないのは誠に遺憾であるが、実際うるさいものはうるさい。
できればそんなに音のしない静かな場所で、というのは難しいのだろうか。
そして難しい時には耳元でバッハを鳴らしながら色々な場所を通り過ぎていくのである。
何でもある程度聞かなければならない、というのは自分は間違いだと思うし、もう少し世の中の雑音は止めてもいいだろうと思うのである。