親戚が急に亡くなって、喪主の座を押し付けられた。
ちょっと遠くのグループホームにいるらしいのだが実態がさっぱり掴めず、
結構広い人間関係をお持ちになっていたようで周りから色々なところに連絡しろと言われる。
正直逃げたくなったが逃げられないので、本当に連絡しようと思ったら、
今住んでいるところのまわりだけでなく、外国にも満遍なく親族がいるようで、
何故かソマリアなどアフリカに住所がある親族まで連絡しろとか言われた。
そしてそれだけ告げて他の家族は全員グループホームまで遺体を引き取りに出掛けていった。
自分は妙に腹が立って手ぶらでそのまま何もする意思もなく出ていった。
「何だよ、渉外の面倒事を全部自分に押し付けたいのではないか」と。
よりによって自分が一番苦手な役割を押し付けられたので気分はブルーである。
そして戻ってきて連絡を取るために調べ方を外国のホームページまで覗いて調べていたら、
手ぶらで帰ってきた親族に怒られた。
あのねぇ、適材適所って言葉があるんですよ。何故一番不向きな作業に自分を当てるようなことをするのだろうか。
そんなに葬儀を失敗させたいですか。