菅総理が退陣を表明してからというものの、昼間は窓から政治の音がする。
大体維新の会とか国民民主党とかその辺、たまに共産党の面々が車にスピーカーを取り付けて、
主張を垂れ流しにしながら道路を通り過ぎていく。
まだ国政選挙の詳しい内容も立候補者の面々も決まっていないのに。
新聞では自民党の総裁選の話が延々と流されて、結果が次期首相が誰なのかに直結するとはいえ、
あくまで党内人事の話を流されても別に党員でもない人間には縁のない話である。
これが全体主義国家、ソ連とか中国とか北朝鮮なら話は別だが、ここは日本である。
選挙は選挙権があるが、党人事について選挙権がない人がほとんどなのに、
よくそんなに紙面を割けますね、と学校で新聞部をやっていた自分は思う。
そもそも党員なら機関紙でも配布されると思うので、無党派層に党の話を聞かされても一体どうすればいいのか。
そして社説とかでも政治の話が出るたびに毎度毎度政治臭い話題を振ってくるから、
あまりしつこいと投票率も下がるのではないか、と思うのは気のせいだろうか。
政治はエンターテイメントではない。
まあ自分は一回も選挙を休んだことはありませんが、きっと義務感とか使命感で動いているのだろう。
国政選挙とかはまだ政党とかの対立軸がハッキリしているからいいが、
ぶっちゃけ市町村議会選挙とか、特に地域に根差した生活もしたことがないので、九割ぐらい感覚で投票している。
無所属なんて誰の顔も名前も知らなかったら一体どうやって選べばいいんですか。
人前で政治の話しをしてはならない、とはよく言われるが、あまり外がうるさいと、
どうしても記憶に残ってしまうから、何かの折に触れたり触ったりするのは仕方のないことなのだろうか、
という話題もやっぱり政治の何かがあって、折に触れてしている話であるから、
あまり頻繁に叫んだり喚いたりして欲しくないのが私の願いである。