とある発達障碍者のロックダウン派が在宅勤務をしない理由 | 隠者の庵

隠者の庵

自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

自分は事あるごとにロックダウンをしろ、とか喚いているし、緊急事態宣言もいい加減に全国一律にしたらどうかとか思っているが、

在宅勤務をする気にはなれない。

 

まあ自宅が完全に汚部屋というかゴミ屋敷に足を突っ込んでいる状態で何を勤務すればいいのか、

という極めて深刻な事態から言い訳がはじまるわけでございます。

イメージ的には、のだめカンタービレの汚部屋をもうワンランクアップし、ピアノの代わりにギターをまんべんなく配置した状態なので、

そんな部屋でどうやって在宅勤務を始めればいいのか、頭を抱えてしまうわけでございます。

よく「ADHDは部屋が片付けられない」とか言われますが、別にADHDに限った話でもないと思います。

 

それから、家でオンライン会議、とか色々取り沙汰されますが、障碍者の作業所ではそんな会議をするようなこともないので、

基本的に実務、というか軽作業を自宅に持ち込むことになります。

問題はそこから先で、自分は一人暮らしで、誰も自分の作業を監視する人がいない、という状況で、

一体誰が自分の労働性を担保できるのかどうか、ということであります。

人の集まる作業所では相互監視、というか、ある程度の環視の中で作業をこなさなければならないわけで、

人の目がある以上、いくら障碍者のやる作業といえども手を抜くわけにはいきません。

それが急に誰もいないどころか自分の家というまず間違いなくホームグラウンドでしかないような場所になってしまうと、

鍵をかければ、物理的に破壊しない限り誰も入ってこれないような場所になってしまう。

別に何ということもなくモチベーションが下がった場合、叱る人もいなければ、そもそも見ている人間もいないので、

なんか過剰に気分が乗って褒められようとしても誰もいないので、それって本当に労働なんでしょうね、と思う。

「太陽が眩しかったから」大層なことをするわけでもないが、

「太陽が眩しかったから」モチベーションが下がることもありうるのです。

一応制度上面談や訪問とかはありますが、常に見られている、というわけではないので、

仕事と日常の区別がつかないような場所でメリハリなんてどうやってつければいいのか、とか思います。

 

そして色々マスクとかパーソナルスペースとか新しい生活様式をこれでもかと守ってなおかつそれでも新型コロナに感染した場合、

「だから言ったじゃないか、新型コロナが蔓延した世の中を色々守っても感染するときは感染する」と、

自分の体で警鐘を鳴らして立証出来るわけでございます(意味不明)

身を張って危険性を示して自分の周囲が良い方向に変わるのであれば本望である。

正直作業所の中でも長い方の通所時間と通所距離を誇る(?)状態で、色々危険なことに変わりはありません。

 

もう早いところワクチンでも特効薬でもできないかなと思います。

多分ワクチンは優先順位的に後回しにされるでしょうけれど。

とりあえずロックダウンされれば部屋を片付けます。