病院に行くと、このご時世、体温がどうだの、二週間以内の症状はどうだのと、
診察の前に聞くことが普通のようになったので、
「新しい生活様式」と叫ばれたときから、体温を定期的に測って、スマホのアプリに記録している。
iPhoneだと「ヘルスケア」というアプリがあるから、それに記入している。
作業所でも朝の体温測定が義務付けられているので、
朝昼夜の大体三回、定期的にやることにしている。
習慣づければ面倒だとは思わないだろう、という甘い考えから。
いちいちノートとかに書き記しても後で調べ直すのも面倒だし、
アプリなら数値さえ記入すれば大体の平均値とか、推移とかがひと目で分かるし、
体温がバレたところで別に利用されるようなデータでもないから、
手軽さの方で選んでると言っても過言ではないだろう。
データの提示を求められれば、スマホならすぐに出せるので大丈夫だ、問題ない。
そもそも体温計が手に入りにくいとかいうご時世なのだが、
体温計を家に二個、携帯用に一個という謎の構成で体温を測る体制はバッチリ揃っている。
電池の予備もちゃんとある。
自分の身体をデータ化すればどこで開示を求められても対応できますね。
このご時世、身体のデータで、データにできるものはしてしまって問題ないように感じる。
自分と、周囲の人々を護るためならば、些細なことから始めなければならないだろう。
症状が出てからでは遅いのである。