個人的にはたこ焼きにタコを入れない。代わりに何を入れるのかと言われても何も入れない。
つまり小麦粉と卵だけの代物ができあがるというわけです。
いや、だってね、お好み焼きだって別に具を混ぜないで焼いたっていいじゃないですか。
むしろ具を入れる人の気が知れません。
何故そんなに味を複雑にしなければならないのか、その意図を疑う。
あなたはホットケーキの具を生地に混ぜてしまうのかと問いたい。
小さい頃からお好み焼きに具が混じっていることに違和感を感じて、
たどり着いたのがあれはお好み焼きではない、と言う境地である。
つまり関西風お好み焼きはお好み焼きではないという認識である。
豚玉とかイカ玉とか信じられるか。
と言うわけで実家暮らしの時にはお好み焼きなんて大体やりませんでしたが、
一人暮らしになって誰も自分の食事の文句を言わなくなってからお好み焼き始めました。
やっぱり自分には生地と具は別物として扱うのが具合がいいようです。
大体粉と海苔と鰹節と山芋さえあれば片は付きますし。
そのほかの具は用意してもいいし、しなくてもよい。
具が混ざらないことがどれほどの愉悦、悦楽であることか、
多分普通の人は認識することはないだろう。
その内お好み焼きのみでは飽き足らず、チヂミも具を入れないで焼くことを始めました。
あれもニラとか海鮮とか普通は入れるはずですが敢えて何も入れません。
結論は「とりあえず小麦粉とだしさえあれば何とかなるんじゃないかな」だと思います。
余計な味がしないことが一番大事であると私は考えるのであります。