人間に疲れる人間のような者 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

個人的には自閉症スペクトラムの人間ほど、
地域社会になじめない人間はいないのではないかとまで思っている。
何せ頭の中のルールが全てを仕切るルールなのであるから。
少なくとも自分の中ではそうである。
三連休も大体家の中という名の聖域で過ごしたが、
過ごしていられるのは、家にいても誰も来ないという確実さが安心できるからである。
何時ドアをたたかれるか電話がかかってくるかメールが来るかLINEが飛んでくるか、
そのどれもが急に攻めてくるような場所では精神的平衡を保つことが出来ない。

家の中だけでこれだけ結構な条件を繰り出しているのである。
外に出たらどういう結果が見えてくるのか、火を見るよりも明らかではないだろうか。
地域社会というのはこう、他人にはセーフティネットのように見えて、
精神的には「それネットでも何でもなくない?」とか思うのである。
地域社会そのものが自分に対しては敵意のある圧力団体、とか
まあ、ろくな目には遭いはしないんじゃないかな。

地位社会に障碍者を生活させるよう、普通の社会に溶け込めるよう、とか
ずいぶんな絵空事を述べ立てていると思うが、
私が必要なのは「一人であることを公私ともに保証される空間」である
公共料金の振り込み用紙ぐらいは受け取るが、それだけで十分だろ思う。