基本的に町内会とか消防団とかの互助団的組織、村社会の組織というのは、
自閉症スペクトラムと相性が悪いのではないかと思う。
基本孤独を愛し、自分の世界を確保することが基本的に求められる症状の人間に、
街中のぼんやりとした問題を扱わせるのは、確実に適材適所からずれているだろうと思う。
しかし組織に属している以上、何かはしなければならないわけで、
しかしその何かが常に曖昧である以上、
霧の中身に見える朧気とした組織であり、全くつかみ所がないように見える。
別に障碍者とかそう言うのでなくても「つけびして煙り喜ぶ田舎者」のような事件が起きかねないというのに、
もう公的に障碍者と認められたからには町内会とか言うあやふやなものに、
無理して属する義務なんてもうないんじゃないかと思うわけでございます。
何か責任を負わせても、その責任を果たせるとは自分でも思わない。
ただ免除されるにはカミングアウトをしなければいけないわけで、
そんなことをするなら最初から厄介者にならないように適当に無視された方がありがたい。
別に好き好んで下の方の身分を明かすようなことを、誰がしたいと思いますか。
今はアパートに一人暮らしで、町内会とかそういうものは多分アパートの管理者側が何とかしているので、
町内会の活動に勧誘されたこともないし、行事があるとかいわれることもない。
問題は親がいなくなって実家に帰れば、親の関係を引き継ぐ形で、
継続的に町内会の活動の何かをやらなければならなくなることである。
これが本当に変な奴がいるとなれば完全に免除されるのだろうが、
一応は意思疎通も可能なレベルなので、完全に逃げ切れるかも怪しい。
というか周囲顔見知りばかりじゃないですか。完全に墓穴を掘ってるとしか思えない。
過去の自分が完全に忘れられればいいのに。
というわけで実家に帰るのも手放しで喜んでいるようなことでもないのである。
兎角この世は生きにくい。