人に興味のない、ということは、人の暮らしにも、人の生活にも、
てんで興味がないということである。
誰かを模倣しようとは思わないで、自分の中身だけを追求する。
人がどんなテレビを見たとかどんな服を着ているとかどんな音楽を聴いているとか、
極論、そんなものはどうでもいい、と思う。
自分が興味のないことを、どうやって追い求めるというのか、
ということを隠すこともできないぐらいには率直に思う。
何も言わなくても、興味のないのがすぐ顔に出てしまう。
嫌ですね、顔というものは、何も言わなくても言ったことにされてしまうので。
他の人には自分の趣味のことはあまり話さないけれども、
話してある人の間では多趣味なことになっている。
自分が言った趣味はすべて自分の経験に基づき喋っているのであるから、
まぎれもない事実である。
こう、お追従とか、他人に合わせて「はい」か「いいえ」かを変えるような生ぬるいものではない。
自分の嫌いなジャンルの音楽の話とかされても、正直困る。
そして困っていることがすぐ顔に出る。
流行には限りなく鈍感である。流行りの○○と言っても大抵興味のないジャンルであるから、
どう足掻いてもついていけない。
そしてそれも漏れなく顔に出る。
兎角此の世は生きにくい。