人間の欲なんて追いかけていたらキリなんてないと思いますが、
だからと言ってなかったことに出来ないのも悩みものである。
人間として生きる以上、何らかの感情はついてくるもので。
感情の機能が発達していない、と言えども感情の発露自体が阻害されているわけではないのです。
それでも滅多に感情を外に出さない方だと言われてますが。
昔はそれはもう酷かった反動だと自分は思っている。
大体広汎性発達障碍というものは、あるかないかで物事を考える傾向にあるので、
曖昧な領域とかグレーゾーンとか、そういうものがほとんどない、というか、
個人的には許せないものであると考える。
あっても許せないから、グレーな場所、曖昧な領域にはいないのである。
昔は相当(個人的には)はしゃいで回りましたが、その分当然ながらえらい目に遭ったので、
年を取るにつけ、感情というものはそんなに外に出さないほうがいいと思いながら過ごしてきた。
完璧に隠しきれるものではないので、たまに弱点が露出してひどい目に遭いますが。
ああ、一人になった後で叫ぶとかそういうものはありません。
そういうのも隠しながら生きているので。
時折自分自体をなかったことにしたいと思うような人間が、
自分の素性をばらすようなことをあえてしたくもないし、叫んだり物に当たったりしても何の得もない。
物に当たった分の修理代だけが増えるだけである。
それに物に当たったら人に感づかれるじゃないですか。
自分を隠したいのに人に注目されるようなことをしてなにをしたいというのか。
一応楽器は弾かないと生きていけないのでちゃんと弾きますが…
露出するのはそこだけにしておきたいと思うのである。