発達障碍と愛着障碍 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

発達障碍という概念が定着してからというもの、イメージが一人歩きして、
何でもかんでも発達障碍に押し込まれそうで嫌になる。
中には保護者との適切な育成環境が育まれていない、
愛着障碍の人も中にはいるのではないかと言う人もいる。
私の祖父などは、性格とか動き方とか本当に自分とうり二つと言われるが、
話を聞いている分に、戦前の複雑な環境でゴタゴタがあって、
祖父は自分の親の話を誰にも一切しないままに亡くなってしまったのである。
思えば自分も聞いたことがない。

だが(自称)円満な家庭で育った自分は発達障碍といわれている。
ではうり二つの祖父は…と思ったが、適切な環境で育てられなかった影響が出ているのだろう、
と本人は遙か昔に亡くなってしまったので、推測しか出来ない。
本当に話を聞く限りでは、愛着が不健全な情報しか手に入らない。
なので断定は出来ないが、可能性だけはある。
生育歴とか親の生育歴とか、発達障碍を語る上では外せない要素になっているとは思うが、
あんまり断定的に話されても困る。自分も断定的ですが。