自分に(普通に病院で処方された)薬物による禁断症状があると理解してからというもの、
「禁煙?最初から煙草を吸わなければいいじゃない」
とは口が曲がっても言えなくなった。
(それでも煙草は苦手ですが)
この体たらくに陥っている自分が言えたことか、
と思うようになった。
ただ(今のところ)周囲に迷惑をかけていないというだけで、
他の中毒患者と同じく深刻な状態にいることは変わりないのである。
「人を呪えば穴二つ」と言うわけではないが、
それにしてもこのオチはないだろう、と思う。
何というか、今まで何も意識しないで歩いてきた道が、
実は地雷原だった、という何処かの漫画で見たような心境になっている。
それも自分を実験台に晒してようやく得た結果である。
意外と事は深刻だった。しかし現実を認めても、
何処をどれだけ歩けばここから出られるのだろう、
今のところ予測が立たない。
他の中毒患者が私と同じような心境にいるのか、
それを知る術はない。
ただ振り返って思うのは「なんでこんなものを背負ってしまったのか」
この一点である。