生コン「設備規定③」
生コン工場のマニュアル(社内規格及び手順書類)を今一度見直そうというシリーズです。今回は、「設備規定③」です。「設備規定③」「設備規定」は、 JISQ1001附属書B品質管理体制の審査の基準 イ社内規格の整備 (ⅳ)製造設備又は加工設備及び検査設備の管理に関する事項 ホ 製造設備又は加工設備及び検査設備について,点検,検査,校正,保守等が社内規格に基づいて適切に行われており,これらの設備の精度及び性能が適正に維持されていること。JISQ1001に規定されているように社内規格を整備しなければなりません。その規定する工程項目は、JISQ1011に規定されています。JISAQ1011 附属書A A.4 設備の管理をご確認ください。 表A.4に掲げる主要な製造設備及び検査設備を使用し、更にそれらの設備について適切な管理方法(点検箇所、点検項目、点検周期、点検方法、判定基準、点検後の処理、設備台帳など)を社内規格で具体的に規定し、その内容は表A.4に掲げる内容を満足し、かつ、これに基づいて適切に実施する。 骨材試験用器具規定する項目は、 製造設備名 台数 性能・公称能力 点検箇所・項目 点検周期 点検方法 判定基準 不合格の処置 記録になります。骨材試験用器具は、工場によって違うと思いますが、次のものが考えられます。 フルイ はかり 単位容積質量試験容器 ガラス器具 粗骨材密度測定容器 粗骨材表面水率測定容器・器具 デシケータまだあるかもしれませんが…それぞれ、日常点検、定期点検・校正について規定します。【記載例】 骨材試験用器具 金属製網ふるい(2セット、試験用・校正用) ふるい目の寸法(50,40,30,25,20,15,10,5,2.5,1.2,0.6,0.3,0.15,0.075㎜) 本体の状態、フルイ目、金属線の径 1回/日、1回以上/12か月 目視、実測(ノギスで測定する) 本体が変形、網に破れがないこと、JISZ8801-1に規定するフルイ目の寸法と金属線の径の規定を満足すること(フルイ目が10㎜以上のもの) 修理、廃棄 製造設備日常点検表、ふるい検査表このような感じで規定していきます。各試験設備は原則、各試験方法に要件が規定されていますので確認の上、適用してください。次回は、「外注規定」です。【FaceBook】https://www.facebook.com/isao.ito.54/【(株)エーディーHP】https://adqms.wordpress.com/【公式LINE 作成しました。こちらからコメント頂いてもお答えします。】