おはようございます。昨日は一日良く降りましたね。今日も崩れるようですが少しでも進めておきたいと願うばかりです。さて今朝は洗い出し装飾の現場の番外編です。この現場では歯飾りとも呼ばれる装飾の修復も行いました。このような建物ではよく見られる歯車のような形状の装飾ですね。
取れて落ちてしまっていたのを修復です。昔の跡形を頼りに墨出しを行い、少し控えめで下塗りをしておきました。そして登場するのがバックアップ材です。裏面がテープになっているスポンジみたいな素材です。同じサイズにカットして、テープを剥がし張り付けます。
最近は便利なものがあるので楽ちんですが、昔はどうやっていたのだろうか?という疑問も残ります。ベースとなるボーダーの洗い出しの上から施工されていましたが、定木を止める釘穴などは見当たりませんでした。ネタで張り付けだけでやったのかな?それにしても昔の人はやっぱり凄い。
バックアップ材を張り付け、ノロを塗り、種石を塗り付けていきます。なかなかの距離だったので慌ただしかったですね。せっせと押さえ込んで洗い出していきます。洗い出すといっても、ここは2階。下では大工さんが作業しているし、ボタボタ水もこぼせないので大変でした。
最後にバックアップ材を外して完了です。このような仕上げは、今まで観光などで眺めては「大変な手掛けてあるなぁ、凄いなぁ」と他人事みたいに言っておりましたが、部分的とはいえ実際にやってみると、一つずつ順番にやっていくと出来てくるものなんですね。良い経験でした。
さぁ!今日も一日の始まりです。あっという間に今月も月末です。明日は早朝から岐阜での左官講習で6月が始まります。張り切って参りましょう!!
~伝統技術「左官」の可能性を拡げ、未来へと確実に継承していくために~
井上左官工業(株) http://www.isakan.jp/




