おはようございます。11月も後半に入り一気に冬モードの朝になってきました。左官仕事は気温の影響が強いため、早すぎる硬化から遅すぎる硬化への変更対応の材料を忘れないように気をつけないといけませんね。さて、今朝は前回の続きをUPしたいと思います。
二分黒の研修とともに行ったのが、伝統的な町屋仕事の意匠を学ぶ内容としました。古い街並みに残る虫籠窓(むしこまど)の作り方ですね。こうした独特の形状には考えられた工夫と意味がそこにはあります。職人衆が見ると「この形はチャレンジしたなぁ」とか、「暑い時期やったんかも無理をしない形やな」など、その形には施工性が比例しています。
ただ施工性と意匠性を天秤にかけつつ、やはり仕事なので予算との兼ね合いもある。その中で工夫を凝らして見せる窓は、職人のセンスが試されています。実践を重ねてこられた宮奥講師の施工指導では、わずかな事での見え方の違いがあり、手順にも意味があると学べました。
そんな宮奥講師も「先達の仕事から見よう見まねで学んできたもの」だそうで、そこにある意味や工夫を知れば知るほど「昔の人は凄いなぁ」と尊敬し敬意を払うということにつながるのだと思います。さぁ、学んだは良いものの、「学ぶ事=出来る」というほど簡単な訳もなく、いかに自分の腹に落とし込んで自分のものに出来るかは、各々の参加次第だ。
知っておくべきことを伝えることは出来ても、そこから先は叱咤激励と機会を与えることしか提供してやれない。頑張ってほしい未来の左官職人さんへ。
土蔵再生・土塀の修復や古民家再生など奈良らしい風景や文化を
守る伝統的な左官工事を未来へ継承する井上左官工業株式会社




















