最初は箱根富士方面に行くつもりでしたが、凄い風で海岸沿いは砂嵐状態でした。防砂林のない鎌倉から江ノ島にかけては路面に白い砂が舞っている状態で、顔もチクチクしました。富士山も霞んで見えません。バイクにも潮風がモロに当っているようなので、途中から内陸方面へ進路変更。
ちょうど先日訪れた蔵元のレストランが近かったので、寄ってしまいました。こんなに来てくれるなんて、私は何といいお客様なのでしょう!アナログ世代なのでカーナビには頼りません。使っても、いつも自分のほうが正しいと思っています。先日走ったばかりの道なのでちゃんと覚えていました。
ところが、お目当ての和食レストランは第三水曜日だけがお休みだそうでした。よりによって、今日がお休みとは予想外です。しかし、せっかく来たので、今回はイタリアンに挑戦。
イタリアン二階

イタリアンも良かったです。同じくお蔵を改造したものでしたが、こちらは洋風アレンジ。天井にはお酒の材料をかき混ぜるときに使用する攪拌機がオブジェとして回転していました。
牛フィレ肉の麦汁漬けステーキ

柔らかく、味付けはバルサミコでした。自家製のパンはお代わり自由です。
イチゴのパウンドケーキ

新鮮なイチゴの味が閉じ込められた甘さ控えめの美味しいケーキでした。小豆と抹茶のムースも美味しかったです。
アンティーク攪拌機

店を出ると、庭やエントランスにさり気なく置かれた古物の数々。これはやはり攪拌機の一種でしょう。松ぼっくりがたくさん入っていました。
アンティーク乳母車

こちらは映画「アンタッチャブル」で駅の階段を落ちてくる乳母車を彷彿とさせます。私が押すと「子連れ狼」です。最近は軽量で折り畳み式のものが主流ですから、こういうタイプは見掛けなくなりました。私ならショッピングカートとしても使いたいです。車に積んで行くのではなく、家から店まで押して行きたくなりますね。
時計を見るとまだ4時前。貴重な休みですから、有意義に使いたいものです。見たい展覧会が横浜で開催されているはずでしたので、美術館に電話で確認。閉館は6時なので、5時までに入館しないと十分に見られないとのことでした。
横浜美術館・束芋(タバイモ)さんの展覧会
横浜新道をぶっ飛ばして美術館に到着。平日なので貸し切り状態。インスタレーショントという映像を多用した作品なので、入館するといつものエントランスは明かりもついていない状態で、もう閉館したのかと思いました。
平日の閉館ぎりぎりの時間帯でもあり、参観者は数名しかいませんでしたので、誰にも気兼ねなく十分に作品を堪能することが出来ました。いつもこれだとありがたいのですがね。作者は可愛い女性なのに、頭の中は凄いことになっていそうです。
せっかく横浜まで来たので御馴染みの中華街で買い物と夕食をして帰ることにしました。
春節間近の横浜中華街関帝廟

中華文化圏では元旦よりも旧正月を祝います。赤や黄色がめでたいとされているので街がとてもカラフルです。関帝廟は中華街の守り神なので毎年多くの参拝者が訪れます。
しかし、今日は平日なので甘栗の押し売り中国人の姿の方が目立ちました。「栗は普段は1000円だけど、今日は半額の500円!」と言いますが、いつも500円ですから、皆様もご注意下さい。もしも買う場合には紙袋の上一杯まで詰め込ませて500円にできれば、お買い得ですぞ。
中華街のカフェ

中華街で買い物をした後にいつも休憩する定番スポット。全然中華していないじゃん!とお叱りを受けるかもしれませんが、目にチカチカする色彩に溢れたお店ばかり見ていると「もう、中華はいい!」と、途中で飽きてくるのです。遊びに行くには楽しい街ですが、住んだら落ち着かないと思います。
近くにいつも行くサルサクラブがありましたが、革の上下でライダーブーツなのでダンスは中止。せっかく暖かい夜なので、鎌倉に寄ってから帰宅することにしました。
大寒なのに暖かな夜の鎌倉鶴岡八幡宮参道

海沿いを回って帰ろうと思いましたが、昼間と同様の砂嵐状態。内陸側を走って帰宅です。でも明日は雨のようですなあ。