夢日記「魚のいない水族館」
水族館にいる。
平日なのか客はまばらだ。
水槽の中は水が入っているだけで魚がいない。
どの水槽を見てもからっぽ。
だがほかの客たちは結構楽しそうにカラの水槽を見ている。
そのうち、透明な魚なんだと言うことに気づく。
でも透明な魚だとわかっても、それが見えるわけじゃなく、つまらないことには変わりがない。
親子連れの父親が熱心に子供に水槽の中の魚の説明をしている。
その様子を見て、あれが家族というものなんだと妙に感心したりする。
つくづく自分は家庭的にはなれないなと思う。
出口と書かれたドアを出ると、隣りの部屋は実家の茶の間だった。
母親らしき中年の女性が「おそかったね」という。
つけっぱなしのテレビには様々な熱帯魚が映っている。