■夢日記「めまい」 | 銀のマント


■夢日記「めまい」








電車に乗っていると、ひどいめまいに襲われる。

貧血だろうか。

まるでジェットコースターに乗っているようだ。

たまらなくなって電車が止まった駅で降りてしまう。

ベンチに座って足元を眺めていると、地面に穴が開く。

前のめりになって、その穴の中に落ちてしまう。

穴の中をどんどん落ちていく。

ずっと先の方に光が見えてくる

光が近づいて、やがてその中に飲みこまれてしまう。

光で目の前がまっ白になると、宙に浮かんでいる。

下のほうにベンチに座ってうなだれている自分が見える。

手足を広げたまま上空へと引っ張られていく。

ちょうどスカイダイビングと逆の感じ。

その時、ケータイの着信音が鳴る。

その瞬間、体は重力に捉われて、真ッさかさまに落ち始める。

気がつくとぼくは、ポケットで鳴っているケータイをとりだして、

耳に当てたところだった。