■夢日記「リサイクルショップ」
小田急線の東北沢の駅で降りて歩いていると、一軒のリサイクルショップがある。
店の前に並べられた商品を眺めていると、子供の頃大好きでよく遊んだおもちゃがある。
懐かしさに手にとって眺め、買おうとしてそのまま店の中に入っていく。
店のなかに、子供の頃家にあったさまざまなものがあることに気づく。
なんだか、子供の頃にかえったような気がする。
その時、足元を一匹の猫が走って、レジの横から店の奥に消える。
子供の頃に家で飼っていた猫にそっくり。
商品にハタキをかけている店の人に尋ねる。
「今の猫はここの店で飼ってるんですか」
すると店の人は首をかしげた。
「エッ、猫なんかいませんよ!? 飼ってもいないし」
「でも、今、ここを・・・。あの、ここにあるいろんなもの、みんなひどく懐かしいんですけど」
「そりゃあ、みんな古いものばかりですからねえ」
家にあったものだ、とは何故かいいだせなかった。
とりあえずオモチャを買って家に帰った。
だがあの店のことが気になって仕方がない。
それに懐かしくて欲しいものがいくつもあった。
翌日、多目の現金を持って、昨日のリサイクルショップに行った。
だが店にはシャッター降りていた。
その後何度か店を訪れたが、開店していることはなかった。