■夢日記「猫」
ひさしぶりで帰省する。
実家に行くのは半年ぶりくらいか。
家に入ってギョッとする。
家の中におびただしい猫がいる。
猫以外誰もいない。
父や母や妹はどこへ行ってしまったのだろう。
とりあえず猫を追い出さなければと思う。
シッ、シッ、と追い払うような仕草をしても、
いっこうに動じない。
そのうち、足元に三匹の猫がすりよってくる。
妙になついた感じ。
直感的にこの三匹が父や母や妹だと理解する。
一匹の猫を抱き上げると、うれしそうに鳴いた。
その感じが母の笑顔を思い出させた。