霧の中を行けば | 稲川淳一の恐怖の快談

稲川淳一の恐怖の快談

日常生活での不思議な出来事を語ります。


あれは季節的にいうと
おそらく冬だと答える人が
ほとんどなんじゃないかな…

そんな季節にアタシ自身が体験した
背筋がゾクッーっとするお話なんですがね。




とある日のことなんですがね


「淳ちゃんさぁ、悪いんだけど今度
   亀岡市の雲海を見に行かねぇかい?」


友人からそんな誘いを受けたんです。









「あー、いいね行こうよ雲海。
    じゃあ朝の6時に 迎えに行くから」


そんな約束をして
アタシ達3人と1匹は
京都府亀岡市にある雲海が
見られるスポットに行く事になったんです。















かめおか霧のテラス
もうひとつの京都。 霧の都、亀岡。

京都にある亀岡市の山頂付近でね
雲海が見られると聞いて以前にもアタシ
行こうとしたことがあったんです。

ただその時はね
大雨の影響で山頂までの道路が
崖崩れで復旧されておらず断念したんです。













現在は霧のテラスなんていうお洒落な
名前で呼ばれて山頂付近はテラス風に
整備されて、ちょっとした観光スポットに
なっているんですよね。














寝坊して遅刻した友人を乗せ
到着したのが朝の7時過ぎでしたかねぇ

この時期は特に霧が発生しやすいって
こともあってか大勢の見物人が
集まってました。


近くにあるゴルフ場が駐車場を開放し
ボランティアの方々が車の誘導を
されていましたよ、えぇ。













地元のボランティアのおじさんが
「今日は6時くらいが一番凄かったよ!」

少し興奮気味に教えて下さいました。

ちなみに霧ってのは
季節や気温、前日の天気や
当日の天気など様々な要素が加わって
発生するんですよね。

そんな霧が亀岡市は年間にすると
30日~40日も発生するそーなんです。












アタシ達が到着した頃は
霧が少し薄くなっていて亀岡市の町並みが
うっすらと見えていて
あ、あそこがあれだとか
あっち方面がどこそこだとか
あーだ、こーだと絶景を見ながら
話してましたねぇ…












ふと、空を見上げると
アダムスキー型のUFOが飛んでました。








しばらくすると
霧がアタシ達の方まで
流れて来てアタシ達を包み込んだんです。













一瞬スタンド攻撃かと思って
反射的に身構えちゃいましたよ、えぇ






こんな不思議な体験
させて頂きましたよ。



あるんですよねぇ
こういうことって…






























【おまけ】禅の言葉
「霧の中を行けば覚えざるに衣湿る」

っていう禅の言葉があるんですよね。
まぁ、要するに環境から受ける影響です。

善い人のそばにいれば、意識せずとも
善い影響を受ける。
悪い人のそばにいれば、自ずと悪い方向へと
流れてしまう。

先の見えないような濃い霧の中を歩いていると
いつの間にか衣服が湿っているように
身を置く環境によって無意識のうちに受ける
影響ってのがあるんです。

例えば言葉使いやファッション
考え方や人生観なんか影響受けやすいですよね

進学する学校や就職する職場、職種の
雰囲気でおーきく影響されますよね…。



自分自身を見失わずブレずに
これからも生きていきたい
そー思ってますよ、えぇ。