境港の妖怪たち 【1】 | 稲川淳一の恐怖の快談

稲川淳一の恐怖の快談

日常生活での不思議な出来事を語ります。


別に心霊探訪ってわけじゃあないんですがね
アタシ、たまにふら~っと旅に出る
そんな事があるんですよね、
誰にも行き先を言わずにね…
独りで旅に出ちゃう。













今回、アタシが訪れたのは鳥取県は境港。

みなさんもよく、ご存知の妖怪漫画
ゲゲゲの鬼太郎の作者である
水木しげるが幼少時代に過ごした町なんです

そんなこともあってか鳥取県は
水木しげるの妖怪たちやゲゲゲの鬼太郎で
町おこしをしているんです。











そんな鳥取県の境港にある
水木しげるロードが30周年記念とかで
様々なイベントを行っているんです。













そのイベントのひとつに
「ゲゲゲの鬼太郎 × ビックリマン」
ってのがあるんです。

*指定された観光地を3ヶ所まわる
*指定された飲食店で飲食する
*指定されたお店で買い物する
*妖怪ガイドブックを購入する

こういった条件をクリアして
スタンプを集めるとゲゲゲの鬼太郎と
ビックリマンのコラボシールが
入手できるんです。










ゲゲゲの鬼太郎
ビックリマン
妖怪
水木しげる

え?
全てが刺さるアタシ…
こんなん行くしかないやん












アタシは最近買った書籍
水木しげる 妖怪ビジュアル大図鑑を
片手に自動車に乗り込み
鳥取に向かって出発したのでした。


「この本さえあれば妖怪が出ても
     対処できるぞッ……。」















この日は22時まで仕事だったもんで
家を出たのが23時過ぎだったんですよね

途中で腹が減ったもんだから
どこかの高速のサービスエリアで休憩。

「世界一忙しいラーメン」

言葉の意味はわからんが
とにかく凄い自信だ。

まぁ、おーきなレア チャーシューが
印象的で旨かったですよ、えぇ












高速道路をタイヤでもって
切り付けながら飛ばしてね
鳥取県 境港市に到着したのが深夜3時30分。
そして土砂降りの暴風雨…

実は今回アタシがここを訪れるのは
2回目なんですよね。
2019年に一度やって来てるんです。

過去のブログにも記載されてるんですが
前回に来た時も土砂降りの雨…
(また暇があれば読んで頂きたい)


今回もまた雨かぁ~
やだな~
怖いなぁ~

港ってこともあってか
風も強くてめちゃくちゃ寒いんです。










深夜3時30分
水木しげるロードや境港駅は
誰もいない…

だぁ~れもいないんです


約800mある水木しげるロード
もちろんショップなんかは閉まってる。
アタシは177体ある妖怪の銅像を求め
深夜の大雨の中
とぼとぼと歩き始めました。

まるでゾンビのように…。











深夜の警察の交番
こんなところにも鬼太郎が…

「こんばんわ~ 不審者はいませんかぁ~」


「……。」


「……。」



返事がない…



本当にこの町に人間はいるのか?
なんだか怖くなってくる…


まさか
異世界に迷いこんだ?






そんなことで
アタシは翌朝の7時30分から
スタンプ台帳を貰う為に観光案内所に
並ぶことになるんです。

なんせシールの配布枚数が
毎日決まっていますからね…





この時のアタシに
危機感はありませんでしたね…

平日の早朝でしかも土砂降りの豪雨

「余裕でシールGETできるだろう」


そんな風に思ってました…

あの瞬間までは…。






























【おまけ】