定家葛(ていかかずら) | Cobucim コブシム

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定家葛(ていかかずら) キョウチクトウ科のつる性の木本

 

定家(さだいえ)とは読まないよ

 

 

今年になってつる性の白い花は三種類目。

 

仙人草(せんにんそう) が抜けちゃったかな、この前見つけたら花が終わりかけていた。

 

随分早い。

 

吸い葛(すいかずら) はまだいけるかな。

 

みんな高いところに巻き付きあがっていく

 

アホな奴ほど高いところが好きだって言うから

 

こいつもアホなんかな

 

 

 

 

こいつらが高いところを目指すのは

 

私らに見て欲しいとは全然考えていない。

 

とにかく他の奴らより高いところで陽を浴びたいの一心

 

 

定家蔓(ていかかずら)

 

 

だから高い木に気根で勝手に巻き付いて

 

人を利用して自分だけが陽を浴びたい・・・・と

 

自分勝手な奴なわけよ

 

 

もしかしたら巻き付かれた木が枯れるかもしれない

 

んなこたぁ お構いなし

 

 

 

 

この花には 藤原定家の恋物語があるんじゃな

 

定家って言ったら小倉百人一首の撰者だったひと

 

後白河天皇の娘 式子内親王との恋物語がこの花の由来の一つになってる

 

二人が相思相愛だったかどうかわからんけど

 

定家は恋焦がれたってわけよ

 

ところが内親王が先に逝ってしまった

 

悲しんだ定家は蔓に身を変えて

 

内親王のお墓に巻き付いた・・・・のだそうだ

 

 

うちの奥さんなら

 

死んでもまとわりつくのは止めてほしいわ・・・と

 

あっさりシャットダウン

 

 

 

 

現実を知った定家葛は

 

がっかりして上を向くのをやめてしまった。

 

 

この写真の花は失恋して垂れ下がったわけだな

 

そんなこともあるって

 

 

 

 

 

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