ガマの油 (キアミアシイグチじゃろう) | Cobucim コブシム

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自然の中で起こる、日々の出来事です。






ガマの油が記事になるのは、これが二回目

一回目のガマ記事はこれ“大安売りの白兎の神話”だった。

それは、ガマはガマでもガマ違いなところがあったんだけど

今度のガマ記事は正真正銘、紛れも無いガマ記事なんですな。


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四六のガマっちゅうのがおっての、

そいつは、自分がイケメン中のイケメンガマと思っているんじゃな。


そのガマ吉が鏡を見ることなんかある訳きゃない。

自分の顔なんぞ見ることがないから

生まれてこの方、自分が不細工と思ったことがない訳なんじゃよ



ところがぢゃ、

ある日、よその四六のガマ子に会ったんじゃ。


それを見て、こいつは“なんちゅう不細工な奴なんじゃ”と思ったわけよ

アバタだらけでよ、世の中で最悪の生き者ンじゃな

と思ったわけよ



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しかし、そいつの前足を見て、

ふと、自分に似ているんやんか、なんやこいつは・・・・・


後ろ足はと見て取れば、自分と同じ六本指じゃないか。

まさかの可能性を否定しつつ、恐る恐る池の水に自分の姿を写したさ。

あまりの不細工度に身の毛がよだったていう


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そこに写ったのは、

自分の姿なんじゃけど、まさか自分とは思えんわけよ

さっき会ったガマ子としか思えん。


しかしこいつは自分の真似をするわけよ。

右向きゃ、右向くし、上向きゃ上向く。

腹が立ってくるんだけど、真似することをやめないんじゃ。

さっき会ったガマ子は♀だけど、

ここに写っている奴は♂なんよ、おかしいやんか。



そのうちに10%の可能性が頭をよぎって

まさか・・・・と油汗がタラッ、タラ~リとにじみ出てきたわけよ。



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もう疑う余地が無いと悟ったが

夢じゃないかと、自分の頬をつねる。

頭をドついてみる。

どんなに痛い思いをしても夢ではないわけよ。

可愛そうに、そんなこんなでえらい怪我になってしもたわけや。



ところが神はすべての者を分け隔てなくお救いになられる。

“なあ、ガマ吉よ。お前の汗がお前を救うぞよ。安心せ~や”

その声を聞いてガマ吉はわれに帰ったわけじや。


気がつくと、今まで自虐の傷が流れた汗で治っている・・・

おぉ、神がわれを救いたもうた。


それからはガマ吉は世の為人のために

日夜水に写った自分の姿を見続けて汗を流した。

それを三日三晩煮詰めて作ったガマの油を、怪我した人に分けて歩いたそうじゃ。

これがガマの油の始まりで、

ガマの油が人類を救ったっていう話じゃ。


あ~、ちと違うがコブの油ッちゅうのもあってな

こっちは今臨床試験中なんじゃガ

なかなかと言う話じゃ。

あんた要るか?













【キアミアシイグチ】

こいつは網タイツを履くのが趣味らしい
網タイツが特徴なんだぜ

でな、その編タイツが黄色らしいんや。
だからキアミタイツイグチ・・・・
ちゃう、キアミアシイグチやねんな

ちょっと大振りな足なんだけど、あまりいい趣味ではないな。
こいつは食不適らしい。
まあ見た目にも惜しいそうな感じはしないよね。

この油だけはなんだかわからん
わかった人は教えてくだされ

いつもしょうもない話ときらわんでくだされ。
お願い申します。