昔はガキ大将がおりましてな、
そいつが一家の大将で、一家には歳の上から下まで多いところは10人ほどは居りましたなぁ。
何処へ行くにも大将が先頭で、あとぞろぞろ歩いていましたんや。
家族は、みんな仲が良くてなぁ、
年齢制限なんてものはありませなんだ
大きな奴は、チビッ子をかばってましてん。
チビッ子が歩けなくなるとオブってなぁ、何処にでも一緒に連れて行ったモンです。
ちびっ子はな、大きなモンのマネをしていろいろなことを覚えていく。
たまに喧嘩することもようありまんねん。
けどな、大将がいつも見ておりますねや。
どちらか負けがつくと、そこまで・・・・
大将はどちらの言い分も聞いて仲直りさせます。
大将の言うことは絶対ですから、誰も文句は言いません。
そんなのがきまりでみんな大きくなっていくものです。
そんなこんなで、痛い思いもし、
自分の痛み、人の痛みっちゅうものも覚えます。
いまは違ゃいますな。
何でも危ないから止めとけ、
あれしたらアカン。これしたらアカンて大人が止めますな。
だから人が痛い思いしても判りませなんだ。
そやからイジメっちゅうことが起きたりもします。
あれはイカン、イジメはいかん。
大人の見ていないところで弱い者イジメをしますねん。
どつかなくても、言葉でいじめますねん。
人間陰湿になりますなぁ。
話変わりますけどな、
昔はこんな遊び道具はありませなんだ。
公園なんてものもない代わりに、原っぱはぎょーさんありましたな。
そこで皆が考えて遊びましたんや。
大将はいろんなことを知ってましたなぁ
空き缶ひとつで缶蹴りしましたしな。
紐ひとつで陣取りゲームもしましたしな。
ターザンごっこもしたもんです
そんなで体を使って大きくなりましたなぁ。
だから遊べば遊ぶほど体も強くなったもんです。
ま、今の子と比べることは出来ませんが
昔のことのほうが健康的でのびのびしていたように思いまっせ。
お父さん、お母さん、あまり子供にかまいすぎることありません?
お受験て、させなあきまへんのか?
もっとワンパクにしなはれや、
大事な事は、人の痛みを知ること。
感謝の気持ちを持たせることでんな。
それが出来たらほっておきなはれや。
そのうち大きくなったら責任感ちゅうモノも判ってきましょう。
わがのケツはわがで拭けるようになるもんです。
そうなればしめたもんですがな。ぐはははは・・・・!
さて、わいは・・・、
年寄は誰が面倒みてくれるかな???
なに? ロト6でも当てろってか。
当たったら、ロージンホームへ行けって?