大陸南西部のアラック盆地に本拠地を構えるバグマスターはKenshi世界有数の強者として知られています。
バグマスターは人食い蜘蛛の集団を使役し、敵対関係にあるシェク王国の戦士や報奨金狙いの賞金稼ぎ達の悉くを返り討ちにしてきました。
バグマスターは正体も目的も謎に包まれています。しかし、バグマスターが超人的な戦闘能力を有し、メイトウ等級の武器を所持している事は判明しています。
ナルコ教団はバグマスター討伐に向かい、人食い蜘蛛の集団を撃退しつつ侵攻し、遂にバグマスターの下に辿り着きました。
バグマスターは筋力や器用さが95、攻撃90前後、防御100越えという凄まじい能力値に加え、メイトウ等級のサーベルを装備しており、近接戦闘では無類の強さを誇ります。
並の実力ではバグマスターにまともに攻撃を当てる事が出来ずに倒されてしまう事になります。
今回の攻略記のバグマスターはツインテールがお洒落な上半身裸のおっさんですが、外見の奇抜さに反し、戦闘能力は本当に超人的です。
ナルコ教団は総勢256人という圧倒的な超大人数を誇りますが、近接戦闘の戦闘能力はバグマスターには遥かに及びません。適当に質より量で突撃しても片っ端から返り討ちに遭う危険性もあります。
バグマスター相手に先陣を切るのはシェク族の戦士達とペットから構成される部隊闇のビーストの隊長を務めるセトです。
セトはシェク王国の指導者である女王エサタの実の娘であり、母親同様に武勇に秀でた生粋の女戦士です。
セトはシェク王国の王女として生きるよりも女戦士として戦いに生きる事を選び、シェク王国出身の戦士達と共にナルコ教団に加入しました。
ナルコ教団が野盗集団や武装勢力の討伐を目標として掲げており、最終的な目標として打倒ホーリーネーションを目的としている事を知ったセトは、戦士として誇り高く戦える居場所としてナルコ教団に加入する事を選びました。
ナルコ教団に加入したセトはシェク族とペットから構成される部隊闇のビーストの隊長に任命され、数々の戦いで武功を立てました。
シェク王国領で活動していた武装勢力のクラル戦士団や野盗集団のバンドオブボーンズの本拠地攻略の際、セトは闇のビーストに所属するシェク族の戦士達を率いて勇敢に戦い、敵対勢力の壊滅に貢献しました。
そして今、シェク王国長年の宿敵であるバグマスターに対し、シェク王国の王女にしてナルコ教団の戦闘部隊闇のビースト隊長としてセトは戦いを挑みます。
セトとバグマスターの一騎打ちが始まる・・・その様な事は起こりませんでした。
ナルコ教団は2つの部隊を突入させます。闇のアビスと甲虫の魔神の2部隊をバグマスターの下に向かわせます。
ナルコ教団の長所は圧倒的な大人数です。バグマスター相手に一騎打ちという自分達の長所を自ら捨てる真似はしません。
闇のアビスと甲虫の魔神の2部隊は総勢82人のクロスボウ部隊であり、この大人数による一斉射撃をバグマスターにぶつける作戦を採用します。
バグマスターは確かに超人的な戦闘能力を持っていますが、明確な弱点が存在しています。上半身裸のバグマスターは防御力が皆無です。
バグマスター自身は近接戦闘は無類の強さを持っていますが、クロスボウを装備していない上にクロスボウ砲台も本拠地に設置していません。つまり、遠距離攻撃に対応する手段が全くありません。
闇のアビスと甲虫の魔神の2部隊による連続射撃を受け、バグマスターは必死に接近戦に持ち込もうと近付こうとします。
流石にバグマスターは能力値が非常に高いせいか、クロスボウ部隊の連続射撃を受けてもすぐには倒れません。しかし、バグマスターは接近戦に持ち込む事が出来ない侭、ナルコ教団のクロスボウ部隊闇のアビスと甲虫の魔人の連続射撃の前に一度も攻撃を繰り出す事すら出来ずに力尽きました。
ナルコ教団は無傷でバグマスターに勝利を収める事に成功しました。
やはり数の暴力、数の暴力は全てを解決する。
シェク王国長年の宿敵であったバグマスターはナルコ教団との戦いに敗れ、身柄を拘束されました。
バグマスターの正体や目的等、気になる事は幾つかありますが、どうせバグマスターは何も教えてくれません。
さて、バグマスターが隠し持っていると噂されていた財宝を手に入れる時が来ました。
果たしてその中身は。
・・・バグマスターが隠し持っていた財宝の正体は大量の人の歯と1枚の地図だけでした。
バグマスターは人の歯を収集する趣味を持っていたのでしょうか?
バグマスターに戦いを挑んだ挑戦者達の歯なのでしょうか。
莫大な財宝の正体が売却価格0のアレな品物というのは期待外れです。
地図の方はアッシュランドの地図です。アッシュランドは大陸南東部の果てにある地域であり、アッシュランドには何かがあるとされて数多くの冒険者達が目標としている地域です。
バグマスターはこのアッシュランドのある地点を示す地図を所持していました。どうやらバグマスターはこのアッシュランドにいるとされる何者かを倒す為に力を蓄えていた様です。
アッシュランドの深部に待つ何者かの正体は少しばかり気になりますが、先ずはバグマスターの処遇を決める必要があります。
バグマスター討伐を果たしたナルコ教団はアラック盆地を去り、スパイダー平野にあるバーサーカーの村に用意した特別会場に向かいました。
バグマスターの処遇が決定しました。ナルコ教団お馴染みの皮剝き機にバグマスターを投入します。
バグマスターをシェク王国に引き渡すのも選択肢としてアリなのですが、バグマスターの様な超人的な戦闘能力の持ち主が万が一脱獄して逃亡すると非常に厄介です。
ナルコ教団はバグマスターの息の根を確実に止める為に皮剝き機でバグマスターを処分します。
数百年の長きに亘って数多くの挑戦者達を退けてきた伝説の戦士バグマスター。しかし、伝説は塗り替えるものです。
ナルコ教団はバグマスターの伝説を数の暴力によって打ち破り、伝説に終止符を打ちました。
オマケ
バグマスター戦で別の仲間をぶつけてみました。
ペットの中でも数少ない固定キャラクターの開拓者の子犬をバグマスターにぶつけてみました。
鍛えたボーンドッグは攻撃速度も攻撃の威力も優秀です。とはいえ、流石にバグマスターとのタイマン勝負に勝利するには部位耐久力が少々不足していました。
バグマスターはメイトウ等級のサーベルを所持しており、攻撃の威力は極めて強烈です。開拓者の子犬の攻撃はバグマスターに大ダメージを与える事は出来ましたが、バグマスターの攻撃も開拓者の子犬に大ダメージを与えます。
開拓者の子犬は善戦こそしましたが、あと一歩及ばない結果となりました。
次は蟹をぶつけてみました。
蟹はボーンドッグよりも部位耐久力が高く、攻撃の威力も攻撃速度も申し分ない強力なペットに育ちます。
ナルコ教団のペットの蟹である吾作はクラル戦士団の戦士達を次々と一撃で葬り去る実績を持つ実力者ですが、自称クラルに選ばれし者に過ぎないクラル戦士団と本物の伝説であるバグマスターでは格が違います。
吾作はバグマスターに大ダメージを与える事に成功しますが、バグマスターは吾作の攻撃で大きな被害を受けながらもサーベルによる攻撃を当て続け、吾作とのタイマン勝負に勝利します。
吾作はナルコ教団の中でも屈指の攻撃力の持ち主ですが、バグマスターは上半身裸のツインテールのおっさんでありながらも吾作の攻撃に耐えて勝利してしまいます。
やはり、近接戦闘ではバグマスターは伝説に相応しい実力の持ち主でした。一騎打ちで勝利するには此方も超人的な戦闘能力の持ち主でなければ勝利する事は困難です。
ナルコ教団はバグマスターの討伐を果たし、伝説を塗り替える偉業を成し遂げました。
しかし、ナルコ教団は世界中の野盗連中や武装勢力の討伐を目標の1つとして掲げています。
闇の女神ナルコを崇拝する人々が安心して暮らせる社会を実現する為には悪党という悪党を片っ端から叩き潰す必要があります。
実はナルコ教団はシェク王国領の野盗連中や武装勢力の討伐の合間に別動隊を各地に派遣しています。
別動隊は野盗連中や武装勢力の拠点の捜索を行い、必要であればその場で壊滅させる事を任務としています。
また、各地にナルコ教団の隠れ家の確保を行い、今後の活動の為に幾つかの勢力との同盟の締結を行います。
この後は別動隊の活動を少しずつ執筆する予定です。