『Cléo de 5 à 7(5時から7時までのクレオ)』(1962)拝見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

タイトルが好きで観たかった作品

 

アニエス・ヴァルダ監督作品、フランス・イタリア、90分

 

 

 

コリンヌ・マルシャン様、アントワーヌ・ブルセイエ様、ミシェル・ルグラン様、ドミニク・ダヴレー様

ジャン=リュック・ゴダール様、アンナ・カリーナ様、エディ・コンスタンティーヌ様他

 

 

ヌーヴェル・ヴァーグというと、理屈っぽい感じ似合いそう?で、

普通の予告編と違うの選んでみました。

 

 

クレオ(コリーヌ・マルシャン)は、ポップシンガーである。

クレオは、生体組織診断の結果を待つ間

自分は癌なのではないかという恐怖を抱きながら、パリの街中をさまよう

7時に医師と会う心の準備をしながら、死に取り組もうとしつつ

何人かの友だちや見知らぬ人と出逢う。

(Wikipedia様より引用)

 

 

 

 

はいはい。意味があるのか無いのか

ちゃんとゴダール様&カリーナ様ご出演です。

お墨付きって感じか?

 

 

 

 

得意な分野の作品ではないのですが、

この作品は、タイトルが魅力的で、かねてから拝見したかった

 

 

 

 

オープニング、ヒロイン、クレオが、

タロットで、占いをしてもらう場面で始まりますが、そこだけがカラー

 

 

拝見し終わって、そこが心にひっかかる

 

 

 

絶えず死の影怯えながら、医師との約束を待つクレオの二時間。

 

 

全体を通して、これでもかと鏡が。

そこに秘められたものがある・・・が、

それよりクレオの家に、にゃんこが沢山いるのが解らん。

凄く好きな風にも見えないし。クレオが失おうとしている生の象徴か?

 

 

にゃんこ様  セッティング中

 

 

 

 

 

クレオが会う人、見る人、クレオを見る人、語る人

リアルタイムで追うような形式

 

 

 

はじめ、クレオの髪型「!!!???」となりましたが、ウィッグでした。

 

 

 

 

 

 

このストールの使い方が、めちゃお洒落

 

 

 

これから戦地へ赴くという兵士との出会い

 

 

 

 

 

 

電話で検査結果を問い合わせる約束の時間に、

クレオは、彼と共に病院へ出向く

が~、医師がいないんだ、これが。

「でも、約束したんだから居るはずです!」

あああ、おフランスだ。マイペースの国

 

 

ルーヴルへ行った時も、各ブースの職員さんたちが、

みなさん、私用電話してて、爽快なくらいだった

売店のお姉さんは、小銭が足りないみどりに、

「いいよ、いらないよ」と言ってくれた。

一円でも合わないと、合うまで帰れない

みどりの当時の職場とはえらい違い国民性ってあるのねえ。

 

 

ああ、泰然自若と沢山いたなあ。

 

 

ラスト、なんとなく解放された明るい表情のクレオが映し出される。

でも、そので、冒頭のカラーの部分が不協和音を出している気がする・・・

ああ、やはり穿つわ。ヌーヴェル・ヴァーグ。得意ではない分野。

 

 

なんてったって初めて拝見したのが、『勝手にしやがれ』くらいならまだしも

『去年マリエンバードで』だったもんね。

「老成して可愛げもない」と、父に日記に書かれた女だが、

老成してても、少女には難解であったことよ。