再掲:『虹を架ける王妃 〜朝鮮王朝最後の皇太子と方子妃の物語〜』『流転の王妃・最後の皇弟』拝見 | 時は止まる君は美しい

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2020年8月3日記事

 

ご夫妻に愛が存在したからこそ

 

やんごとなき姫君が、戦時「国策」という名のもとに、

他国の皇子と、結婚を命じられる。

 

 

 

そんな時代に翻弄されるような縁組の中、

夫婦の絆を築き上げられた、実在のご夫妻の物語二編

続けて拝見させて頂きました。

 

 

共通ロケ地は私です、旧松本家。(続けて拝見したので、頭が混乱)

 

『虹を架ける王妃 〜朝鮮王朝最後の皇太子と方子妃の物語〜』

 

河毛俊作演出、フジテレビ、2006年

 

 

菅野美穂様、岡田准一様、原田美枝子様、渡辺いっけい様、広田レオナ様

山本学様、古谷一行様、上田耕一様、赤星昇一郎様

ナレーション:森光子様

 

 

皇族梨本宮家の長女として生まれ、

皇族から初めて異国に嫁いだ李方子

李氏朝鮮第26代国王(大韓帝国初代皇帝)・高宗皇帝の皇子として生まれ

留学の名のもとに11歳という幼さで日本に連れてこられた

悲運な朝鮮王朝最後の皇太子(王世子)李垠

 

 

明治、大正、昭和という激動の時代、日韓の相克する渦中で

"日鮮親善""内鮮一体"の名のもとに政略結婚といわれて結ばれた運命的な縁を

真実の愛にしようとして生きた2人。 

しかし、三・一運動、高宗皇帝の急死、方子と垠の長男の急死、関東大震災

太平洋戦争終戦後の皇族地位剥奪など、様々な辛苦が襲うのであった。」

(Wikipedia様より引用)

 

 

 

 

 

 

 

ロケに、旧松本家使用

 

 

 

このご縁が無かったら、昭和天皇の皇后になられていらした可能性もおありだった方子様

 

 

あの時代、そういう環境におありだったならば、普通

皇族というプライドが半端なくおありで当然だったのではないかと思います。

 

 

 

 

 

ドラマでは、勿論、驚きはあれど、国からの決定命令のような形で、

お見合いされたら心が通い合えるだろうという確信の元、

覚悟を決めてお嫁入りなさった。

 

 

実質的政略結婚の中、長男の不信が残る急死関東大震災

 

 

太平洋戦争終戦後の皇族地位剥奪などを乗り越えられ、

李垠様が亡くなられた後も、朝鮮にとどまり、

学校の設立に力を注がれ続けられ、国民にも愛されたとありました。

過去から現在に至るまで、朝鮮と日本の間の確執は、厳しいものがあると思います。

 

 

 

 

そんな中でも、ご夫妻愛情を持ち合い、国民からも愛されたということは、

民族間の問題に、希望を与えてくれる。

 

『流転の王妃・最後の皇弟』

 

 

藤田明二監督作品、BS朝日、2003年「テレビ朝日開局45周年記念ドラマ」

原作:愛新覚羅浩『「流転の王妃」の昭和史』、二部構成5時間半

常盤貴子様、竹野内豊様、反町隆史様、江角マキコ様、木村佳乃様、竹中直人様、

天海祐希様、 野際陽子様、段田安則様、仲村トオル様、草笛光子様、北村総一朗様

ナレーション:仙道敦子様

 

 

ロケに旧松本家使用。

 

 

 

公卿の名門正親町三条家の血筋として、

明治天皇の生母である中山慶子に繋がり皇室とも縁戚関係にあった

嵯峨侯爵家令嬢の浩(ひろ)は日本軍の策略で

満州国皇帝の弟で日本での軍事教育を受けるため陸軍歩兵学校に留学していた

愛新覚羅溥傑と政略結婚させられることとなる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は反発したが、溥傑の誠実な人柄に惹かれ結婚を承諾する

しかしそれが流転の人生の幕開けでもあった…。

(Wikipedia様より引用)

 

 

二部構成で、第2部は視聴率25%(関東地区)

 

 

 

中国語の台詞を、皆様、お使いの上での渾身の演技。

実際に中国の方がご覧になられて、

どう感じられるかはわからないけど、やはり凄いと思います。

 

 

これ、日本語で演じられたら、現実感無かったでしょう。

どんな時代・国でも英語のハリウッド映画とは違う・・・

 

 

 

竹野内豊様って、こんなにかっこよかった?

友達に、「私、好みは竹野内豊なのに、旦那さんは、金城武ににてるのよ」と、

おほざきになられた方がいらっしゃる。蹴るぞ

 

 

愛新覚羅溥儀様キャラは、かなり美化されてる?

一個の人間として描こうとされたんでしょうね。

 

 

川島芳子様江角マキコ様

こちらも、芳子様よりかなり見た目が・・・

 

 

ひとりの人間として描こうとしたらああなった?

日本軍人親友役に反町隆史様。あくまでさわやか。

 

 

 

あれだけの時代を乗り越えて、天城山事件はお辛すぎたことでしょう。

 

 

 

 

 

兄弟でありながら、臣下として仕える身の溥傑様

 

 

 

 

幼い時から感情的にならないようになられたお方が、

奥様の葬儀の時、取りすがって号泣された。

それほどのご夫婦でらしたことが、救われるお二人です。

 

 

 

 

 

 

浩様ご自身の著書が原作だけに、

その人でなければ知らない、現実的視点は説得力があります。

 

 

ただ、ナレーション、あえて何故仙道敦子様?

常盤貴子様時間拘束無理だったのかな。

 

 

 

 

予告編、他のドキュメンタリーもなく、『知ってるつもり』の動画、入れました。

本編、YouTubeでご覧になれると思います。