連続拝見も飽きないオースティン作品
①BBC制作・イギリス・全6話
コリン・ファース様、ジェニファー・イーリー様、スザンナ・ハーカー様、
ベンジャミン・ホウィットロー様、アリソン・ステッドマン様、エイドリアン・ルーキス様、
クリスピン・ボナム=カーター様、 バーバラ・リー=ハント様他
②ジョー・ライト監督作品、イギリス・フランス・アメリカ、127分
キーラ・ナイトレイ様、マシュー・マクファディン様、ロザムンド・パイク様、ブレンダ・ブレッシン様、
ドナルド・サザーランド様、ペネロープ・ウィルトン様、ジュディ・デンチ様他
何故か日本版ではカットされたというラストシーン入りのラストシーン。
内容的には、同じジェーン・オースティン原作で、昨日と変わりません。
原作から忠実に脚本化されているのか、
同じ台詞も多く見られますが、それぞれの作品の個性は違って面白いです。
正直な気持ちや行動が傲慢さや偏見となり、
それでも、相手を想う誠実な行動は、やがて実を結ぶ。
付き合い下手なダーシーの、エリザベスへの想いあっての行動は、
そりゃ、女性陣の心をつかむわ。
独りも男子に恵まれず、女の子ばかり5人のベネット家。
お母ちゃんはけたたましく、姉妹にも品性に欠ける子も。
皆を嫁に出さないと将来の保証がない、『ダウントン』状態。
でも、そんなかあちゃんと連れ添って、5人も子供をもうけたパパ。
愛される妻でもあるのだから、魅力も・・・きっとある。
軽率でコミカルな描き方が多いようですね。
②は、オーバーアクションはあまりなし。
①はなんてったって、コリン・ファース様=ダーシーでした。
細かな表情の変化、流石だあ。
英国では、色々重大ニューズがあった頃あいにも関わらず、
一流紙のトップを飾る人気番組だったそうです。
ダーシーが湖に飛び込む場面があり、
そのセクシーさが話題だったとか。
立て続けに起きる問題を解決して至るラストは有難い。
②は、一番豪華に、英国のカントリーハウスをロケ地に、
主演以外も、父ちゃんにドナルド・サザーランド様。
高慢なキャサリン夫人にジュディ・デンチ様。怖いよ☆
おばさま役に『ダウントン』 ペネロープ・ウィルトン様ご出演。
ダーシーは、ミス・マープル4 『ポケットにライ麦を』にご出演ですね。
そんな、地味派手に安定したキャストと、
豪華なロケーションで撮影された本作。
三作とも、すべて気持ちよく拝見させて頂きました。
お姉ちゃんは、自分が知らない所で振り回され、
落ち着かされる・・・待てば海路の日和あり系?
エリザベスのこの心象風景のような場面、
崖っぷち・・・デスパレードな状態だ!
ご自身の恋は結婚へとは結びつかなかったというオースティン様。
それでも、自らの体験を生かした作品が、
これほど、時代を経ても愛される幸福な小説だったのは、
その恋がお幸せなものであったから、と思いたいです。