クララ・シューマン様二作目
ヘルマ・サンダース=ブラームス監督作品、ドイツ・フランス・ハンガリー、109分
マルティナ・ゲデック様、パスカル・グレゴリー様、マリック・ジディ様、
ジャックス・ブロイアー様、マニュエル・シュトラウベ様、トーマス・リムピンゼル様他
Robert Schumann(ロベルト・シューマン、1810年6月8日~1856年7月29日)
Clara Schumann(クララ・シューマン、1819年9月13日~1896年5月20日)
Johannes Brahms(ヨハネス・ブラームス、1833年5月7日~1897年4月3日)
うん、並べて生没年を拝見したら、年齢差など、解りやすいわ。
シューマン様、ブラームス様って、勝手に音楽が穏やかなイメージがあって、
そのお人柄や人生の逸話に触れることって、殆どなく来たみどりでしたんで、
『愛の調べ』と本作で、入門した感じです。
シューマン様の自殺未遂くらいは、高校で教えてもらったかなあ?
評価が地味目だったのでどうかな?と思いつつの拝見でした。
いやあ、私は結構好きでしたねえ。どちらも「クララ様の演奏」場面の印象も通じる。
それに、本作では、夫の替わりにリハーサルでタクトをとったりされてらっしゃる。
時代感でいうと、お相撲の土俵に女性が上がるみたいなものでは?
一応、楽団員が納得する指揮で、ステージでも夫を助けたことがあるって猛者だわ。
映画二作、作風は違えども、割合と一致していて、とんでもない解釈とかはなさそう?
前者が、シューマン夫妻のご結婚からを描いていて、
本作がブラームス様ご登場あたりから描かれているのが違い?
シューマン様がこれほど「狂気」と近い位置で人生を送られ、
最後の2年は病院で過ごされたというのは、驚きでした。
他のクララ・シューマン様関係の映画で、
ナスターシャ・キンスキー様が演じられたものがありますが、
本作で、シューマン様を演じられた、パスカル・グレゴリー様、
時折、クラウス・キンスキー様を想い出すお顔立ちで・・・偶然の繋がり?
狂気に近い所には、キンスキー家のお顔立ちが合うってことか?
ところで、シューマン様ご夫妻には、
お子様がどっさりいらっしゃるんで「子孫」も多いことでしょう。
だが、本作の監督が、ブラームス様の末裔・・・って?
ブラームス様、ご結婚されたんでしょうか?と、調べたところ、
ご本人40代前半頃、ご友人に、「結婚すればよかったと思うこともある。
・・・しかし適齢期のころは地位が無く、いまでは遅すぎる。」と仰ったそうで。
お付き合いはクララ様以前も以後も、色々おありだったものの結婚には至らなかったと。
本命に、何と、幕末日本に来日された、シーボルト様の血縁の女性がいらっしゃる。
クララ様とは14歳の年の差ですし、想いはあっても、実際の恋のタイミングには合わないか?
だからこそ、逆に一生を通じての友情が成り立ったんじゃないかな。
シューマン様の長女に、恋心をお持ちだった節もあり、それはアリだなあって思いました。
話し戻して、監督は「ブラームスの叔父から連なるブラームス家の末裔」とのこと。
ゼフィレッリ監督が、ダヴィンチ様の兄弟の末裔っての思い出すな。
それより『エミリーの未来』(1984)の監督でらしたんですね。
公開時に拝見したので、記憶が・・・ですが、ブリジット・フォセー様がよかった☆
今月、拝見した映画の中でお名前が挙がっている方についての映画を翌日に、
的チョイスが多く、ゲーテ様に関しての映画にしようか悩んだのですが、
婆は、白けてしまったら悲しいと、クララ様連続をチョイスして正解だった?
音楽家で何作か続けてみようかしら☆
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