2019年12月14日記事
ジュード・ロウ様や当時の美男男優様方がご出演なこともあり、
『Wilde (オスカー・ワイルド)』・・・未だにソフト化を夢見ているのですけど~。
大好きスティーヴン・フライ様(お声がたまりません。朗読や声優もされますね)。
その色々とぴったりな主演作。
お家で何回でも拝見したい!!!!!(あ、あれ?この記事の映画から外れてる???)
次第に惹きこまれるワイルドの世界
ルパート・エヴェレット監督作品、ドイツ・ベルギー・イタリア・イギリス、104分
ルパート・エヴェレット様、コリン・ファース様、コリン・モーガン様、
エドウィン・トーマス様、トム・ウィルキンソン様、エミリー・ワトソン様他
↑ で描かせて頂いた、映画の内容の、ちょうどその後から、
オスカー・ワイルド様が亡くなられるまでを描いた作品。
『オスカー・ワイルド』、みどりの愛するスティーヴン・フライ様が、
笑えるほどのそっくりさんぶりで主演されてらっしゃる。
あの人のいい顔したジュード・ロウ様も、
よくぞというひどい性格の恋人を演じ切られてて拍手。
未だDVD化されていないので、動画貼ります。 ↓
男色の罪で有罪となり、二年投獄され、釈放された、
元は「時の人」としてもてはやされた作家、オスカー・ワイルド様。
ここからでも、家庭に戻れば運命は違っていたでしょう・・・
しかし、そうはならないのが現実。
英国では暮らせなく、フランスに渡られ、
そこでさえ、名が知れたら、嘲笑と蔑みが浴びせられる。
結局「ポジ―」とよりが戻っちゃう。
恋愛は蓼食う虫も・・・なので、どうしよもない。
創作意欲はなくなり、生活にも瀕する状態に。
主演を、フランケンシュタイン並みの特殊メイクで、
言われないとわからない?オスカー・ワイルド様状態で挑む、
ルパート・エヴェレット様は、脚本、監督も兼任。
今回ご共演のコリン・ファース様とは、
映画デビューの年の『アナザー・カントリー』でも、ご共演。
エヴェレット様ご自身、1989年、カミングアウトされ、
現在はもちろん、合法だし、英国はお家芸的にゲイが登場?
しているように思っていましたが、当時お仕事、干されたそうです。
この30年でも、状況も大きく違っているのかもしれない。
作家としても活動され、ワイルド様と同じくパリに移り住まれた、
エヴェレット様の、絶望的状況を描きながらも、
暗くなり過ぎない、柔らかなユーモアをも併せ持つ脚本。
ラストシーンでは、泣かされました。
その内容から、ワイルド様の有名な童話のタイトルを用いた、
原題が素晴らしいのですが・・・そのままではニュアンスが伝わらない?
毎度ながら、センスない、説明的な邦題が残念。
本作の中でも「根っからマゾ」と言われるワイルド様。
二児にも恵まれた結婚生活、同性でも誠実な恋人がいながら、
世にも稀なほどの傲慢・自己陶酔の達人、アルフレッド・ダグラスに、
運命的なほどに惹かれてしまう。
自分はワイルド様の名声と財力で楽しんだ挙句、
爵位と財産を相続しても、落ちぶれたワイルド様への援助は一切断った輩。
それでいて、葬儀は仕切ったっていうから、どういう面の皮?
だがしかし、その「面」が「仕方ないよね」と小声で呟いてしまうくらい、
確かに美男子でらした。冷酷だからこその美かも。
74歳のご生涯は、ご自身の実力はなくとも、
ワイルド様の「恋人」として、Wikipedia様でも、詳しく知ることが出来ます。
オスカー・ワイルド様の魅力伝わる本作。
本当に、全く違和感ないので、スティーヴン・フライ様版(日本語字幕付き)と、
連続拝見したい!!!(しつこくても何度でも書く)