憧れの女性(ひと)
八千草薫様
1931年1月6日~2019年10月24日
享年八十八歳
自分にまるで備わっていない、
柔らかい、ふんわりした女らしさに、
いつも惹かれる、憧れの女優さんであり、お人です。
お病気で、主役をお断りになられたという、
『やすらぎの刻〜道』に、それでも、復帰されてらしたと伺い、
嬉しく思っていた矢先で、茫然としています。
ドラマ『執事 西園寺の名推理』も、八千草薫様ならではでらした。
ご年齢を考えても、全うされた人生でらしたと理性で解っていても、
胸がふさがる想いです。
まだまだ未見の映画、ドラマが沢山あります。
そのお姿、お声、これからも新たに映像に求めさせて頂きます。
有難うございます。
拝見した映画
『蝶々夫人』(1954)
『雪国』(1957)
『美しさと哀しみと』(1965年)
『ハチ公物語』(1987年)
『226』(1989年)
『サトラレ』(2001年)
『ディア・ドクター』(2009年)
『ディア・ドクター』では、ラストショットの、
笑福亭鶴瓶様と、こっそり交わされる、笑みが、
「村のマドンナ」の、なかなかなしたたかさで、
映画全体を、ぴりっとさせる、素敵なカットでした。
ご闘病中も、お散歩中ににゃんこさんと会話されてらっしゃる。
お芝居に対して、とても厳しいお方だったと伺います。
プライベートでは、自然体を通されたのですね。
合掌