『Mary Queen of Scots(ふたりの女王 メアリーとエリザベス)』(2018)拝見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

歴史「物」の面白さ

 

ジョージー・ルーク監督作品、アメリカ・イギリス、125分

 

 

 

 

 

シアーシャ・ローナン様、マーゴット・ロビー様、ジャック・ロウデン様

ジョー・アルウィン様、デイヴィッド・テナント様、ガイ・ピアース様他

 

 

カメレオンのように、変幻自在?マーゴット・ロビー様が、

直球歴史もの、しかも、エリザベス一世役で、

どのようなお芝居を拝見させて下さるか。興味ワクワク

 

 

今回も、期待を裏切らない、

素顔、病後、白塗り各パターンの、エリザべス一世を見せて下さいました。

 

 

 

 

 

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』では、

シャーロン・テート様役ですよね。拝見せねば。

にしても、この作品、「歴史」に残る「事実」から、

映画という「作品」をどう撮るか、撮れるか、が面白かったですね。

 

 

女王メアリー・スチュアートの描き方としては、

キャサリン・ヘップバーン様以来の、異色作では???

 

 

おフランスで結婚・死別、スコットランドへの帰国。

 

 

ダーンリー卿との再婚、死別、ボスウェル伯との再婚

イングランドでのエリザベス一世による軟禁、幽閉、死刑


 

 

「事実」はそのままに、に生きた、美しい悲劇の女王、という、

スポットライトを、実は、踏んだり蹴ったりで恋どころじゃない、に変更。

夫は口説き上手でも、一皮むけば・・・

 

 

 

女性として「やったぜ」は、正統的血筋子供を、

ゲイの夫を「たかが一分」でも、床を共にし、作っちゃうくらい?

その愛おしい子供とも、すぐに引き離されるし。

 

 

 

結局、女性としての幸せというのは、

エリザベス一世が、ひそかに羨んだようにはなくて、

二人とも、結局男性社会の中、頑張った

 

 

共通事項に持って行ってる。うん、異色な気が?

 

 

侍女たちとの、つかの間の寛ぎすら、流血の舞台に。

 

 

↓ 片手で撃てるか!?凄すぎます。

 

 

アン・ブーリン非業の死を遂げても、

エリザベス一世が即位したように、

メアリー・スチュアートも、子供王位についている点も、

通じるものを感じます。あの頃の歴史、そんなものでしょうけど。

 

 

 

死罪黒のマントを脱いだら、赤いドレス・・・という場面、

歌舞伎早変わりかいっ!になってました。