ドラマ『砂の器』(2011)拝見・泣く&『波の塔』 | 時は止まる君は美しい

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松本清張『砂の器』に近い作品

 

テレビ朝日、放送249分

 

 

玉木宏様、小林薫様、佐々木蔵之介様、中谷美紀様、橋爪功様、大杉漣様、江波杏子様

森本レオ様、かとうかず子様、烏丸せつこ様、吉田羊様、榎木孝明様、米倉斉加年様

 

 

『砂の器』というと、もう、野村芳太郎監督の、

映画館で、友人と一緒なのに滂沱の涙してしまった、

あの名画、あれがもう、原作よりに迫って、

うん、松本清張原作作品真骨頂と思います。

 

 

原作の骨子は残しながらも、映像作品として、

単独で成り立って、より魅力を増す。

みどりの中で、そういう方程式を決定した清張様作品。

 

 

しかし、二人の犯人が、一人集約されちゃってる。

 

 

これをそのまま映像化したら?と、思っていた、

それを、自分が初めて拝見出来たドラマとなりました。

流石に、で人を殺すトリックは無理リアルな表現に。

映画は、一人に集約することで密度を増していた。

 

 

今回は、二人という設定残すことで、

あの頃の、昭和の芸術家たちの姿をリアルにしてる。

そこまで登りつめ、失いたくない立場。

 

 

刑事の玉木宏様ルックスがあまりに現代的で、

昭和感と離れてる?でも、相当、頑張ってらした。

 

 

 

 

小林薫様が、私は丹波哲郎様版より好きかも?

いや、映画はあれでいいんだけど。

小林様の静かに剛い存在感にあって、というのもあるし。

 

 

 

中谷美紀様『ゼロの焦点』と、

清張様作品トップクラス、抑えられましたね。

 

 

そして、何と言っても、和賀英良役佐々木蔵之介様と、

駐在所巡査役の、橋爪功様!!!

 

 

映画は、とにかく父親役加藤嘉様むせび泣きました。

 

 

今回は、このお二人に泣かされ。

佐々木蔵之介様、みどりのなかでユースケ・サンタマリア様と、

お顔同じくくりで、お二人とも大好き

 

 

それにしても、指揮や、台詞無し身体もほとんど動かさない、

そんな場面が多い中、だからこその目力?で素晴らしい。

 

 

あと、松本清張先生小説イメージとして?強い列車の旅

 

 

この列車の車内が、ぎりぎり自分が実際乗っていた、昭和の車内

列車によって変わる椅子が、これは本物使ってるよねで、

変なところで郷愁を覚えたり。

ずっと気になっていた作品、あちゃあな画像でしたが、

拝見出来てよかったです。

 

 

他に中居正広様主演ドラマくらいしか知らなかったけど、

何回映像化されてたんですね。度胸あるなあ

 

 

中居様の時も問題になっていた、

巡査を殺さないといけない程の秘密変更

自分自身がそういう差別を受けたことが無い為、

どちらがいいかという、判断難しい

でも、なかったことにして忘れるという体質も強い日本人?

そういう面からは、原作通りの映画版を支持したい。

それにしても、最後に一言。

 

 

全体の調和↓水を差す西村雅彦様、勘弁してほしい。

 

 

このお方、お芝居以前に、ご本人に品格がない印象・・・

コメディセンスでの、緊張感を和らげるそれとは違うお下劣さ? 

 

 

ご本人を間近で拝見してしまったからそう思うのか、

時々、作品でお会いする時の実感積み重ねかな?

ここまで頑張られたドラマ化なだけに、ミスキャスト、惜しい。

 

 

 

ずっとサントラ拝聴しながら書きましたわ。

 

1991年版『波の塔』も拝見しましたが、

もう、全然写真がないので、記事、省略。

 

 

池上季実子様、神田正輝様、西岡徳馬様バランスがよかったわ。