連続ドラマW『鍵のない夢を見る』(2013)拝見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

地方都市の閉塞感???

 

辻村深月原作、WOWWOW、全5話

 

 

倉科カナ様、成海璃子様、木村多江様、高梨臨様、広末涼子様

林遣都様、朝加真由美様、高島礼子様、丘みつ子様、いしのようこ様他

 

 

現代の地方都市の閉塞感を背景に

ささやかな欲望と闘うありふれた人々が

奈落に転がり落ちていくさまを描く。」(Amazon様のドラマへの解説より)

「新聞やテレビのニュースで

大きく取り上げられることのない

町の事件を扱った短編集」(Wikipedia様による、原作についての解説より)

人の持つ、いらっとくるような、もやもやするような、

でも、誰しもの中に潜んでいるような。

そんな嫌~な面を、じわじわ描いた5つの短編のオムニバス

 

 

 

確かに、舞台首都ではないけれど、

Amazon様の解説のような「地方都市」ならではってことはないような?

都会在住だと、目新しい「舞台」なのかもしれないけど、

「地方都市の閉塞感」には、地方都市在住者として、

そりゃ、ポイントとして違うでしょう~でありました。

実際は、松本清張様的な、誰しもの中に有り得る、正視したくない部分?

口ばかり大きい、実力のない男に、ずるずると振り回され続ける女、とか。

 

 

 

表面と心の声は全く違う、自意識過剰の女、とか。

 

 

人生、設計図の通りに進んできて、周囲に迷惑かけても、

全く感謝の気持ちなく、やっぱり自己中心的に歩む女、とか。

トラウマとして背負って来た記憶の相手は、

自分のことを、全然覚えてもいなかったという、きついな~な女、とか。

 

 

 

女優さんの使い方が、適材適所?で、上手いなあ・・・な、

拝見している間に、どんどん、自分内不快指数蓄積される作品でした。

 

 

自分への恋心から、避けてる男が放火犯罪を犯しているのでは?

と思う、いき遅れの事務員を演じられた木村多江様

 

 

 

なかなか子供が出来ないことにイラついて、

友人の披露宴が始まる前に、人前で泣きだしたりするのに、

彼女を慰め、率直な意見を言ってくれる友人の有難さに、

気付きもしない、育児ノイローゼの「もう一人産んで、産休6年とる」

などとほざく女をを演じられた、広末涼子様

 

 

木村多江様の、どこかコミカルな役柄にハマる印象。

ご本人がどんな方も知らないのに、感じ悪い女似合うなあな広末涼子様。

 

 

他の作品も、外れはない感じで、じめじめした夏に、

鬱陶しさを存分に、上げて下さったって感じ???

いつもながら、流石の連続ドラマWでありました。