2019年5月17日記事
大杉連様、今でもまだ、お姿拝見する度にその「不在」を実感してしまいます。
↓ のっぽさんなお二人
素敵な素敵な役者さんでらしたと思います。
春、少女「華子」とA、B、Cの男
廣木隆一監督作品、日本、92分
安藤希様、田口トモロヲ様、村上淳様、大杉漣様、遠藤雄弥様他
寺島しのぶ様主演の『ヴァイブレータ』の監督さんだったんですね。
バイプレイヤーズから、お二人もご出演で、
小品とはいえ、記憶に残る作品でした。
17歳になり、タイトルのような気持ちになった少女は、
背中に天使の羽のタトゥを入れる。
学校の体育の時間の着替えや健康診断はどうするんや、
なんてことを、考えながら見てはいけない。
そんな少女に、無精子症の中年オヤジいや、
人目につかない豪奢な屋敷を所有する、
謎めいた三人の男たちが、一年の愛人契約を申し出る。
少女は、自分の本名ではなく、
男の一人が飼っていた鳥の名前「華子」と呼ばれ、
男たちのことは、A、B、Cと呼ぶことになる。
彼らの元を訪れては、抱かれる少女。
ある日、同級生に誘われて、学校をさぼって出かけた映画館。
トイレで犯された彼女は妊娠する。
同級生の弟が、相手だった事にしてくれるが、彼とて学生。
結局、男たちを頼ることになる二人。
少女は子供を堕胎。そして、同じ時期に、男の一人、
大杉漣様が、何者かに刺されて重傷を負う事件。
暴力的に少女を犯していた男は、病室で泣く少女に、
大人に、女になったんだな、と語り掛ける。
彼が横たわるベッドには、かつて、彼らの友人が入院していた。
病室の窓からは、少女の学校が見え、
休憩時間、ベランダに立つ少女が居た。
自分の手で女にし、自ら身体を開かせるように育てたい、
そう話していた男が遺した少女のスケッチは生き生きと美しい。
やがて、契約が切れる春が来て・・・
ラストシーン、男たち三人のショットが切なく美しいんですが、
大杉様&田口様のお姿が、バイプレイヤーズ2オープニングに見える!
そして、映画をググった時、キャストの写真に、
大杉漣様だけ、『バイプレイヤーズ』のLINEスタンプだああああ。
いえね、明るくなっていいんですけどね。
自分が17歳の頃、こんなおじさまたちに飼育されるチャンスがあれば、
人生、違ってただろうなあ???ラストの少女の表情も印象的。
いい感じの一本・・・だけど、他のバイプレイヤーズも追跡してみたいわ。
ここのところ、邦画をそこそこ拝見してる。
そしたら、かなりの率で、バイプレイヤーズの誰かがにお会いする。
働き過ぎだあ。名バイプレの役者さん殆ど皆さんそうですが☆