『The Pursuit of Happyness(幸せのちから)』(2006) | 時は止まる君は美しい

時は止まる君は美しい

巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

所代わり・・・

 

ガブリエレ・ムッチーノ監督作品、アメリカ、117分

 

 

ウィル・スミス様、ジェイデン・スミス様、タンディ・ニュートン様

ブライアン・ホウ様、ジェームズ・カレン様、ダン・カステラネタ様他

 

 

おフランスから、アメリカに飛びました。

 

 

素晴らしい作品であると共に、精神力が半端なく消耗する、

ロミー様の名作を拝見した後、 ↓ の記事を拝読し、

リポビタンD的に、拝見しよう!と、向かった一作。

リポDどころかカンフル剤でありましたわ。嗚呼、アメリカ。

 

 

実話が元になっています。

頭脳明晰ではありながら、ホームレス状態にまで追い込まれた、

クリス・ガードナー氏が「証券会社の養成コース」の20人に入り、

半年、無給のインターンの後、たった一人の合格者になるまでの、

半生を描いた作品。

 

 

 

稀に見る、本当のアメリカのサクセスストーリー。

どんなに追い詰められた時でも、ユーモアを失わず、

何事にも万全の努力をし、決して子供に醜態は見せない。

 

 

 

 

 

車に跳ねられても仕事に戻り、僅かなチャンスも決して逃さず、

その人柄あって、自力で成功をつかみ取っていく。

ロミー様のご出演作が、ニンゲンの本質危険な部分への警鐘として、

真剣に拝見し、精神が摩耗するのとは、全く違う、

幸せに向かう話ではありますが、主人公の人格、パワフルさあっての話。

これはこれで、拝見するのに、こちらもパワーが必要でした。

 

 

作中、大変印象に残ったのが、クリス氏が、証券マンという道に、

出会った時に、道行く証券マンたちの表情が皆、満ち足りて楽しそうに見える。

その場面。仕事に喜びを見いだしている人たちを見て、

自分もその道へと進もうと、スタートする、そして実現する

 

 

へなちょこみどりには、遠い、アメリカンパワーの世界ですが、

主人公の人となりに引き込まれる作品でした。

そう、あと、彼はトイレで眠る状況になっても、

身だしなみをきちんとする。職場にふさわしくないような品質のものは着ない。

 

 

一度だけ、会社にとんでもない格好で出かけるしかない展開が。

その時、言い訳を考えたがそんなものないと、

正直事実を話し、相手にそれが受け入れられる。

それも印象的なポイント。

 

 

実際に息子役に、ウィル・スミス様の息子さんが出演してらっしゃる。

そのあたり、親子の阿吽の呼吸が創り出すものは、大きく、

また、ウィル・スミス様ご自身の家庭幸福さをも感じました。

 

 

映画の最後に、クリス・ガードナー様ご自身が道を横切るのを、

ウィル・スミス様が振り向いて見るというカットがあると知り、再見しちゃいました。

また、『クラッシュ』で忘れられない存在だった、タンディ・ニュートン様ご出演。

 

 

 

お会い出来て嬉しかった。あの別れた奥さんはその後、どうされたのか?

ちょっと気になります。