インテリ・ファンタスティックな笑い?
『A FANTASTIC FEAR OF EVERYTHING(変態小説家)』
クリスピアン・ミルズ監督作品、イギリス、100分
サイモン・ペグ様、アマラ・カラン様、クレア・ヒギンズ様、エリオット・グリーン様、
マイケル・フィアスト様、キラン・シャー様、ケリー・シェイル様他
昔のウッディ・アレン監督とティム・バートン監督が「好き」という方にお勧め。
あの線の英国風味。
スクリューボール・コメディが好きなのに、
西洋映画の、インテリのヒステリー・ギャグが全く笑えないみどり。矛盾。
で、そのあたりがお腹いっぱいになっちゃって。でも、後味は良☆
こうして書いていて、もう一度拝見したくなる。
複雑な生い立ちの童話作家が、連続殺人ものを書こうとして、
その世界を調べるうちにどんどん巻き込まれて行き、神経衰弱に・・・
自分を殺そうとしている誰かが、毒殺しようとして、
ミルクに毒を入れてないかキャップを調べる始末。
大パニックで精神分析医に電話してカウンセリング受けるし。
子供の時、コインランドリーに置き去りにされた為、
コインランドリーが怖いのに、急にプロデューサーと会う事になり、
どうしてもコインランドリーに行って、下着とシャツを洗濯しないといけない。
↓ 出かける姿が既に怪しい。
女性客たちが、胡散臭そうに見る中、パニックに陥りつつも、
何とか洗濯に挑むが、誤解が誤解を呼び・・・
果てはこんな美人客が現れ、パンツを拾われる事態に。
撮影もいいし、ラストの落としどころも上手い。
主演も、『ミッション・インポッシブルシリーズ』、『スター・トレックシリーズ』、
『スター・ウォーズシリーズ』に出演されてらっしゃる上、
あの『宇宙人ポール』の脚本・主演をされたサイモン・ペグ様。
評価も決して悪くない。
なのに、どうして邦題がこうなる!?映画館で上映室が分かれていて、
「どちらをご覧になりますか?」とにっこり聞かれた時、
清々しく「『変態小説家』一枚」とは言いにくいし、原題とも繋がりない。
本気で、日本の映画配給会社のレベルを疑う邦題。
『恋愛小説家』にひっかけて、悦に入っているつもりか???
そんなセンスで入社できるなら、みどりでもは入れそうだ。映画配給会社。
でも、何を目指しているのか解らない、そのセンスについて行けない。
ポスターの不快感は、オリジナルもそうだから、
責められないけどね・・・でした。
何故、わざわざここ?