『Storm in a Teacup(茶碗の中の嵐)』(1937)慣用句だけど、いい言葉かも | 時は止まる君は美しい

時は止まる君は美しい

巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

☆もめ事は内輪で解決☆

 

ヴィクター・サヴィル、イアン・ダリンプル監督作品、イギリス、87分

 

 

ヴィヴィアン・リー様、レックス・ハリソン様、サラ・オールグッド様、セシル・パーカー様、

ガス・マクノートン様、クエンティン・マクファーソン様

 

 

外部の人たちには大して影響を及ぼさない、ごく内輪の揉めごと

アメリカ映画なら、ジェームズ・スチュワート様がご出演になりそうな内容

平和をもたらす話。

 

 

でも、英国らしい、ブラックなユーモアは含んでますよ、しっかり。

 

 

ヴィヴィアン・リー様が、花嫁学校卒業したばかりお嬢さま役。

制作年を拝見し、一世紀経過まで、それほど先ではないことを、しみじみ実感。

 

 

レックス・ハリスン様は、イギリスからスコットランド西海岸の街赴任してきた、

新聞記者の役。到着が一緒だったお嬢さま、気位高いけど、人の話はちゃんと聞く

 

 

彼女のお父様市長政界入りを狙ってる。

理想論高々演説するのだけど、自分に浸っているだけ。

 

 

貧乏で、わんこの鑑札にお金を出さなかったおばちゃんが、

わんこを連行されて、殺されるという陳述などには耳も貸さない

 

 

 

 

話を聞いていたも、おばちゃんに味方するが、

それはやはり、あの時代父親言い分納得する。

 

 

一方、ハリスン様演じられる記者は、

市長揶揄・批判した記事を載せる。

 

 

始めは腹を立てるお嬢さまだが、

なんだかんだ、会っては話をするうちに、

ふたりの間には、流れるべき感情が生まれまする。

 

 

 

しかし、話はどんどん大きくなり、裁判にまで発展

市長のような上流の暮らしではない市民たちが、

わんこさんを助けるために募金を募ったりする。

 

 

自分が非難され逮捕されたことで、へそを曲げていた記者。

 

 

証人として出廷する筈のお嬢さまが、

「私、被告と夫婦ですので証言できません」と言い放ったので、

俄然元気を取り戻す。

と、同時に、市長も急に非を認め初心を忘れていたと、

すっかり「愛される」市長に。

めでたし、めでたし。

わんこさんが結構大きい可愛いです。

 

 

市長宅への嫌がらせで、市民が、一斉にわんこの集団を、

屋敷に押し寄せさせたり、

楽しい見どころ満載。

 

 

まだまだ可愛いヴィヴィアン様青いハリスン様堪能できます☆

ヴィヴィアン様、可愛いとは言っても、既に個性突出してる。

もめ事は、茶碗の中程度で、

綺麗~におさまりますしね☆